右脚を痛めた。だいたい2-3カ月に一度くらいの頻度で、どこかしら調子をおかしくしているような気がする。 今回は、中学の運動会だった。 借り物競走で走ってきた男の子が札を引く。そこには「メガネをかけている人」と記してある。かれが顔をあげると、視線のすぐ先に、ぼんやり腰かけているぼくの姿があった(らしい)。かれが走り寄ってきて、お願いします! と大きな声でいう。断るわけにもいかないので、左手をつかまれるままにゴールに向かって走っていった。 途中まで頭の中はほとんど真っ白だったが、ゴール間近になって、ふと、こんな急に走ったりして大丈夫かという考えが頭をよぎった。その瞬間、右腿の裏側にピリッと痛みが走った。年寄りの冷や水である。 しばらくは右脚を軽く引くくらいですんでいたが、運動会を観戦しているうちに徐々に痺れてきた。 午前中がすんで帰ろうとした。だが、歩けない。右脚に体重をかけられないのだ。まわ
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