東京大合格を目指す人工知能「東ロボくん」が、予備校の全国センター模試に挑戦し2日、東京都内で成績報告会が開かれた。国立情報学研究所などが開発し、挑戦は昨年に続き2回目。 苦手だった英語は、会話文を完成させる問題の「特訓」が奏功し、昨年より43点アップ。文系7科目の合計(900点満点)が386点で、偏差値は47.3となり、国公立大の4校、私立大の8割でA判定(合格可能性80%以上)をもらった。 だが、予備校講師陣からは「図が多い問題ができず、想像力に欠ける」など辛口の注文も付いた。東大への道のりはまだ遠いが、年を取らないロボットだけに浪人を繰り返せば、いつかは合格できる?【下桐実雅子】