当期におけるわが国経済は、政府による経済対策等の効果により、企業収益の改善や個人消費の持ち直しなど景気はゆるやかな回復傾向が続いたものの、円安による燃料や原材料の高騰に加え、消費税率引き上げ後の需要動向など、先行きは依然として不透明な状況で推移しました。 このような状況のなか、当社グループは、事業の中核である鉄道事業が四国における基幹的公共輸送機関としての役割を果たすべく、安全・安定輸送の確保に全力で取り組むとともに、各事業においてサービス品質の向上と収益の確保、地域社会との積極的な連携に取り組み、2回目となる「瀬戸内国際芸術祭」の開催に際しては、グループとして幅広い事業分野で同芸術祭へのお客様誘致に努めてまいりました。 運輸業の鉄道事業においては、「中期安全推進計画」の2年目として、安全の確保に対する取り組みを更に深度化するために、地元地域と合同での各種避難誘導訓練や防災訓練を実施し