国鉄の分割民営化によって誕生したJRは、ことし4月で30年目に入りました。去年の北陸新幹線に続いて、先月には北海道新幹線が開業し、その歴史は新しい段階を迎えています。新時代の象徴といえるのが、JR東海が2027年に開業を目指すリニア中央新幹線です。 しかし、この最先端技術の事業化を進めるJR東海が最大の経営課題に掲げるのは、全国にある町工場とも共通する、少し意外なテーマです。30年目のJR東海がいったい何を乗り越えようとしているのか、名古屋放送局の早川俊太郎記者が解説します。 必要なのは国鉄入社組の“経験” JR東海が発足したのは昭和62年4月。当時の国鉄が6つの地域の鉄道会社と1つの貨物鉄道会社に分割民営化されたことで、誕生しました。日本の大動脈とされる東海道新幹線の運営を担うとともに、中部地方を中心に在来線を運行しています。 30年目に入ったJR東海が事業化を目指しているのが、リニア
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