授業中に席に座っていられず、歩き回る、教室を出て行く。こんな落ち着きのない小学1年生が増え、「1学期は授業にならない」という深刻な状況が生まれている。自由に振る舞える保育園、幼稚園に比べて小学校は決まり事が増え、環境の変化が大きいことが原因の1つだと言われる。保育園、幼稚園と小学校が連携し、入学前に集団生活を身に付けさせる取り組みも始まった。 「自分コントロールする力」身に付けないまま入学 東京都品川区教育委員会の指導課課長は、 「授業中に自分の席に座っていられず歩き回る、勝手に教室を出て行く子供が増えていて、現場は深刻な状況です。1学期は授業にならないですよ。先生次第では、2学期以降も(このまま)なんてことも・・・」 と頭を抱える。 小学校に入学したての児童が落ち着かず、授業が成立しない問題で、「小1プロブレム」と呼ばれる。1990年代半ばから全国で報告されるようになった。 好きな場所に
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