JR西日本が来年3月、阪神間と丹波、但馬を結ぶ特急「北近畿」(新大阪‐城崎温泉)の名称を「こうのとり」に変える方向で検討していることが7日、分かった。春のダイヤ改正と新型車両の投入に合わせた改称。但馬の空を舞うコウノトリにちなみ、自然豊かな沿線のイメージを高めて利用増を目指す。 「北近畿」は1986年11月、宝塚‐城崎(現・城崎温泉)間の電化に伴い導入された。新大阪から大阪、尼崎を経て福知山線、山陰線を走り、城崎温泉までを2時間50分前後で結ぶ。国鉄時代に製造された183系車両を用い、現在上下計21本を運行している。 名称の変更は、コウノトリの野生復帰事業に取り組む豊岡市などが要望していた。豊岡駅が来年3月、コウノトリが羽ばたく姿を表現した新駅舎に建て替えられるほか、同時期から、白い車体が特徴の287系計46両を順次投入することから、改称を検討したという。 一方で、北近畿エリアを走る特急の