[東京 29日 ロイター] ソフトバンク9984.Tは29日、2009年3月期連結営業利益が前年比4.8%増の3400億円に、現金収支(フリーキャッシュフロー)が1400億円の黒字(前年は1642億円の赤字)になる見込みだと発表した。 同社は業績予想の開示を取りやめていたが、孫正義社長は会見で「世界の株式市場が暴落する中、借入金の多い当社は不安視されているので、現金収支が十分あることを説明する必要があると感じた」と述べた。 このほかソフトバンクは、買収した旧ボーダフォンジャパンの発行済み公募社債750億円をオフバランスするため発行した債務担保証券(CDO)について、最大750億円の特別損失が発生する可能性があることも発表した。160銘柄で構成される同CDOのうち、現在6銘柄がデフォルトに陥っており、7銘柄がデフォルトになった場合には456億円、8銘柄以上では750億円の特別損失が発生すると