森喜朗首相は20日午後、遊説先の新潟市内で、衆院選に関する報道各社の世論調査で与党3党が安定多数を確保する勢いであることに関して「無党派層と言われる人たちの判断が最後には選挙を決める」と述べた。首相は「自民党が強い、と言うと、判官びいきみたいなこともある」と、有権者が調査結果を見て態度を変える、いわゆる「アナウンス効果」を指摘し、「まだ決めていないという人が40%いる。こういう人たちが寝てしまってくれれば、それでいいんだが、やっぱりそうはいかない」と終盤戦での引き締めを訴えた。 首相は20日夜、東京・瀬田の私邸で記者団に新潟市内での発言について「また誤解をして報道しているところもあるので、真意を説明したい」と述べた。この中で「4割ぐらいの人はまだ決めかねているので、報道によって選挙結果は大きく変わってしまうということを言いたかった。寝てたらいいと言ったわけではなく、よく考えてもらわないとい