僕は、寝ている時間以外、ほとんどパソコンを手離せません。そして、米アップル社のマッキントッシュ(Mac)以外のマシンを使ったことがありません。ウィンドウズ派の人には申し訳ありませんが、私にとっては、Macの方が優れていると思っています。 そのアップル社の創始者であり、Macの生みの親でもあるスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が膵臓(すいぞう)がんのため療養に入りました。04年にがん切除手術、09年には肝臓移植のため休養しており、これで3度目の療養となります。 膵臓がんは、手ごわいがんの代名詞です。がん全体の治癒率は5割を超えており、がんは「不治の病」ではなくなっていますが、膵臓がんは、完治する人がほとんどいないのが現状です。全体でみると、平均して1年ほどで亡くなっています。残念ですが、この20年間、治癒率はほとんど改善していません。 実は、膵臓のがんは一つの病気ではありません。2