現在、憲法学者たちが一番問題にしているのは、集団的自衛権という政策の是非ではない。いくら良い政策でも、憲法に反することはやってはいけない、というのが、立憲主義=憲法によって権力を拘束するという、現代の憲法が立脚する思想である。フランスでは1999年、男女平等を推し進めるため、パリテ法(男女同数候補者法)を議会が採択したが、憲法院はこれを憲法違反、平等違反と断じた。つまり、これは現行憲法では認められていない、正当化するためには憲法制定権力(=国民)の決定が必要だとされたのである。そこでフランスは、まずは憲法改正を経てから、ようやくパリテ法を実施することができたのである。平等という、誰も文句をつけられない目的を達するためでさえ、憲法に違反することを、権力はしてはいけないのである。今回のことも同じことである。集団的自衛権を認めることが良いか悪いかの問題ではない。現行憲法は集団的自衛権を認めていな
NHK大河ドラマ『花燃ゆ』の第21話「決行の日」(5月24日放送)は、関門海峡に面した砲台に居並ぶ久坂玄瑞(東出昌大)ら長州藩士が、外国船に砲撃を加えるシーンでラストを迎える。 久坂はドラマの主人公・文(吉田松陰の妹)の夫で、主演の井上真央が久坂の無事を祈る中、見張り役が声を張り上げる。 「来たぞ! フランス船じゃ!」 その報を受け、洋上に船の姿を認めた久坂は「撃て」と指示を出す。 「でもまだ、御奉行さまのお許しが……」と躊躇する藩兵に久坂が返す。 「構わぬ。撃て!」 文久3(1863)年5月10日に長州藩が攘夷を決行した、いわゆる「下関事件」である。 ドラマではフランス国旗を掲げた船に向けて次々と砲弾が放たれ、何発かが命中して火の手があがる──。ところが、このシーンは史実と大きく食い違う。 1863年5月10日に砲撃を受けたのはフランス船ではない。長州藩が最初に攻撃したの
東京・新宿の歌舞伎町で、客引きに誘われて訪れた飲食店で高額な料金を請求される「ぼったくり」のトラブルが相次いでいることを受けて、警視庁はぼったくり行為をしたとして6つの店舗を一斉に摘発し、経営者ら11人を逮捕しました。調べに対し、容疑を否認しているということです。 警視庁の調べによりますと、このうち、「Hasta LA Vista」の経営者、並木健斗容疑者(21)ら4人は、去年12月、客9人が請求された266万円余りの高額な料金の支払いを断ると、「仕事じゃなかったら、お前、生きてねえぞ」などと乱暴なことばづかいで料金の取り立てをしたとして、ぼったくり行為を禁止した都の条例違反の疑いがもたれています。 これまでの調べで、客は入店時に「料金は4000円のみ」などと伝えられ1時間ほど飲食しましたが、請求書にはこれに加えて接客したホステス11人が飲んだ172杯の酒の料金なども記載されていたというこ
憲法には、集団的自衛権の行使について明確な禁止規定は存在しない。それゆえ、集団的自衛権の行使を明らかに違憲と断定する根拠は見いだせない。集団的自衛権の行使禁止は政府が自らの憲法解釈によって設定したものであるから、その後に「事情の変更」が認められれば、かつての自らの解釈を変更して禁止を解除することは、法理論的に可能である(最高裁が「判例変更」を行うのと同じ)。そこで問題の焦点は、集団的自衛権行使を禁止する政府見解が出された1972年と現在との間に、解釈変更を基礎づけるような「事情の変更」が認められるかであるが、約40年の間に生じた国際情勢や軍事バランスの変化に鑑みれば、おそらく認められるだろう。政府は、新たな憲法解釈の「論理的整合性」を強弁するが(違憲説の根拠もこれである)、これが戦略的に誤りであった。「事情の変更」に基づく解釈変更であると言い切っていれば(つまり、初めから従来解釈からの断絶
「シェンムー3」の開発資金を募るKickstarterのプロジェクトが6月16日、開始から約8時間半で目標の200万ドル(約2億4000万円)を達成し、開発が決定した。 シェンムーは第1作が1999年、第2作が2001年にそれぞれドリームキャスト向けにセガから発売されたゲームタイトル。全11章構成という構想が明らかにされていたものの、発売されたのは6章までと未完になっている。オープンワールドの先駆けとして世界に根強いファンがおり、作品を手がけた鈴木裕氏がソニー・コンピュータエンタテインメントのカンファレンスで続編の開発を表明した際は喝采を浴びていた。 ゲームソフトは2017年12月にPCとPlayStation 4向けにリリースされる予定。Kickstarterでは29ドルからの支援でダウンロード版が入手できる。鈴木氏との夕食会に出席できる1万ドルの支援枠(3人)は既に締め切っている。 集
[E3 2015]Project Morpheus対応タイトル「RIGS」が発表。人型兵器による3対3のチーム戦が展開される 編集部:荒井陽介 Sony Computer Entertainmentは,北米時間の2015年6月15日に開催された「PlayStation E3 EXPERIENCE 2015 Press Conference」で,PlayStation 4用ソフト「RIGS」を発表し,そのムービーやスクリーンショットを公開した。 本作はVR対応ヘッドマウントディスプレイ「Project Morpheus」に対応し,人型兵器による3対3のチーム戦が楽しめる。テンションの高い実況が入っているムービーの雰囲気からも分かるとおり,e-Sportsとしての展開も予定されているようだ。 4Gamer「E3 2015」記事一覧 関連記事一覧へ関連記事 人気PS4タイトルをお手頃価格で提供す
憲法判例百選の執筆者198人にアンケート調査を行い、151人の方々から返信をいただきました。 (調査期間6月6日~12日 他界した人や辞退した人などを除き、アンケート票を送付) 今回の安全保障法制についてのご意見を、ご自由に、ご回答いただきました。そのなかで、ご自身の見解を実名で公開してもいいとされた方々です。 お名前をクリックしますと、解説内容がご覧になれます。 ※ご回答いただいた順となっています。
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