2009年に他界した不世出のロックシンガー、忌野清志郎さん(享年58)が88年に結成した覆面バンド「ザ・タイマーズ」の結成企画書が、都内の自宅から見つかった。清志郎さん直筆ノートには「すべての歌は同じさ」と書かれてあり、同時期に起きたRCサクセション「COVERS」発売中止問題への怒りが背景にあったことを示す貴重な資料。23日にはタイマーズの秘蔵映像などを収録したアルバムが発売される。 没後7年。いまなお原発や安保などの問題が起こるたびに、その生きざまと叫び続けたメッセージがクローズアップされる清志郎さん。その活動の中でも最も反逆的だったタイマーズの結成企画書が初めて見つかった。 自宅から遺族が発見したもので、故人のノートには「(秘)企画書」と題し「ロックとブルースと演歌とジャリタレポップスを融合した新しい日本の音楽」と定義。「“すべての歌は同じさ”これがタイマーズ!!」と書かれてあり