東日本大震災・福島第一原発事故から5年目となる年を迎えるにあたり上梓した『はじめての福島学』は、「福島の問題が難しい・面倒くさい」と感じているであろう多くの人に対して「とりあえずこれ一冊読めば、福島の問題を知り、語るための基礎知識がつきます」と、必要なデータと論理をまとめたものだ。 その冒頭(P2~3)では以下の25の問題を出している。 それぞれについて「恐らくこのぐらいの数字じゃないか」と見当がつく問いはどのくらいあるだろうか。あるいは、「どれも全くイメージがつかない……」というのが正直なところだろうか。 福島を知るための25の数字 1. 復興予算って何円? (2011年以降、5年間で) 2. 震災前に福島県で暮らしていた人のうち県外で暮らしている人の割合はどのくらい? 3. 福島県の米の生産高の順位は2010年と2011年でどう変わった? (全国都道府県ランキングでそれぞれ何位) 4.