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2014年7月14日のブックマーク (2件)

  • あなたが知らないランダム化比較実験にある落とし穴

    女性だけで見ると、トリートメント群の成功率が低い。 トリートメント群の成功率が低い男性と女性のデータをあわせると、トリートメント群の成功率が高い全体のデータができてしまう。一体何が起きているのであろうか? 数字を注意深く見ると男女は80づつで同数で、トリートメント群とコントロール群も80づつ同数だが、男性のトリートメント群と女性のトリートメント群、男性のコントロール群と女性のコントロール群の数が異なる事が分かる。不十分な層化抽出方法だと、こういった偏りが出て来やすい。 単なる確率的な偏りだけではなく、調査員や被験者の行動によって偏りが入り込む可能性もある。論文では中国のメガネによる視力矯正の効果を測る実験の例があげられていたが、調査員の男女に対する態度が異なっていたようだし、教員や村の重鎮の子供はメガネを受け取らなかったそうだ。 RCTとは言え、しっかり層化抽出をしないと結果は信頼できない

    あなたが知らないランダム化比較実験にある落とし穴
  • LEGOは実験道具としても役立つことが判明

    子供から大人までみんなに愛されるLEGOが、化学の分野でも役に立っているみたいです。 アメリカはアイオワ州立大学の材料工学の助教授であるLudovico Cademartiriさんは植物を育てる研究のため、柔軟かつ頑丈で安い容器を探していました。研究者に重宝されているマイクロ流体テクノロジーを使った器具は高すぎるし、比較的安価なグリーンハウスも柔軟性に欠けるので悩んでいました。そこで他に「透明で自動切断が可能、立体的、化学的に非活性で既に存在する植物成長実験に適している」ものは無いのかと探したところ、なんとLEGOに辿りついたそうです。 Cademartiriさんは「おもちゃとして使われていたのを忘れることもあった」そうで「シンプルなモノが難しいデザイン問題を解決できる良い例だ」と大絶賛。同氏と研究グループは、このLEGOの使用例をオンライン専門誌「PLOS ONE」に発表してしまうほど感