あなたが知らないランダム化比較実験にある落とし穴

女性だけで見ると、トリートメント群の成功率が低い。 トリートメント群の成功率が低い男性と女性のデータをあわせると、トリートメント群の成功率が高い全体のデータができてしまう。一体何が起きているのであろうか？ 数字を注意深く見ると男女は80づつで同数で、トリートメント群とコントロール群も80づつ同数だが、男性のトリートメント群と女性のトリートメント群、男性のコントロール群と女性のコントロール群の数が異なる事が分かる。不十分な層化抽出方法だと、こういった偏りが出て来やすい。 単なる確率的な偏りだけではなく、調査員や被験者の行動によって偏りが入り込む可能性もある。論文では中国のメガネによる視力矯正の効果を測る実験の例があげられていたが、調査員の男女に対する態度が異なっていたようだし、教員や村の重鎮の子供はメガネを受け取らなかったそうだ。 RCTとは言え、しっかり層化抽出をしないと結果は信頼できない

[NOV1975]

下手くそがやるとこうなる、なのはいいとしてもわざとやってる輩もいるだろうから、ローデータのないこの手の話は鵜呑みにしてはいかんよ

[takehiko-i-hayashi]

挙げられている例は「RCT自体の落とし穴」というよりも「デザインミスによりちゃんとしたRCTになっていない例」という言い方のほうがしっくりような気もする／ （参考）無作為化の説明：→ http://bit.ly/1m8ydVD

[hecoheco]

RCT

[ryozo18]

サンプル数の問題は予め検討されてないとね

[houyhnhm]

んー、流石にこの辺りは試験デザインのレベルでクリアしてるけどなぁ。

[k-takahashi]

『シンプソンのパラドックスと選択バイアスが生じやすい事は、RCTにある落とし穴』　『RCTだからと言ってバイアスとは無縁と考えない方がいい』　『社会実験からの知見が政策的に重視される傾向はある』

[REV]

「頭の体操」の、「碁石箱に入った白石、黒石を任意に分けて、目隠しして石を一個取る。黒石を取る確率を最大化するには？」「一つの碁石箱に黒石一個、もう一つの碁石箱に残り全部」思い出した。

[hisawooo]

勉強になった

[fb001870]

ランダム化比較実験

[ikura_chan]

だから、サンプルサイズの計算があって、抽出の際の条件を方法で書くのがスタンダードになったわけですよね。どちらも臨床研究では必須。

[JSONP]

ヒゲが高密度

[hhirayama0]

. RCTは統計的な問題も抱える

[daybeforeyesterday]

うーむ

[Cald]

なるほど

[yasudayasu]

後半はランダムで重要なのは「バラバラに散ってること」か「次（規則性）が読めないこと」か、という擬似モンテカルロの授業で聞いた話/ 前半も別のところで似た、本質的に同じ話を聞いた覚えがあるが思い出せない