*記事検索コードを修正しました。 森 佳子 [東京 17日 ロイター] 対ドルで76.25円という変動相場制移行後の最高値をつけた円相場の急騰は、日本資産に投資していた海外勢が、東日本大震災を受けて円資金の調達困難に陥ったことが主因だ。海外勢はドル/円スワップ取引等を通じて円資金調達し、日本株や社債などに活発に投資していたが、円の流動性を確保するため日本資産の取り崩しを実施。しかし、円返済に必要な十分な円が調達できず、円需要が一段と高まった。 また、証拠金取引による円売りポジションの損切りもドルの下げ足を速めた。 ドルは前日ニューヨーク終盤の79.60円から朝方一時76.25円まで3円以上急落した。その後は神経質な値動きのなか79円後半まで値を戻した。「朝方の取引では、証拠金取引による損失確定のドル売りオーダーがかさむ中で、国内銀がドル/円気配値の提示を控えていた。実際に値が付いた時は76
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