英語教育の充実を目指している文部科学省は、大学入試で英検やTOEFLなどの外部試験の活用を促していますが、一般入試では6%余りしか活用されていないことが分かりました。 活用の現状や課題を把握しようと文部科学省は、去年11月から12月にかけてすべての国公私立の大学を対象に初めてアンケートを行い、9割に当たる695の大学から回答を得ました。 その結果、43%に当たる299校が外部試験を入試に活用していると答えましたが、最も多いのは推薦入試での活用で29.2%、次いでAO入試の24.2%、一般入試で活用しているという大学は6.3%にとどまっていました。 また、全く活用していない大学に理由を尋ねたところ、大学が行っている選抜で十分だという答えが多かったほか、外部試験は複数あるため適切な合否ラインの設定が難しいとか、受験生の受験料負担が大きいという指摘もありました。 文部科学省は、すでに活用している