今じゃヘッドホンして音楽聞きながら歩く若者を見るのは、ごく普通の光景ですが、そのルーツはちょうど29年前の今日、初代ウォークマンが誕生した日に遡ります。そう、今日はウォークマン【29歳】の誕生日なんです。“いつでも”“どこでも”“手軽に”音楽を楽しむというスタイル提案が、まさかここまで世の中に普及するとは、さすがのSONYさんも想像していなかったのではないでしょうか。 第一号機「TPS-L2」は、いわば小型・カセットテープ・ステレオ2ch音声・再生専用機です。単3乾電池×2個で動作し、重量390g、サイズ88(W)×133.5(H)×29(D)mm、定価33,000円というスペックの商品。当時では類を見ない小型軽量ステレオ再生機であったことは間違いないでしょうが、画期的な新技術満載の商品であったかといえば、そうでもなかったようです。ウォークマンが誕生してちょうど20周年の1999年7月1日
6月25日に開催された、ソフトバンクの第27回定期株主総会。その内容がメディアを駆けめぐっています。私は出席したわけではありませんので、残念ながらリアルな感想を述べることができませんが、報道を見る限り、すごく経営者らしい未来予想図を示したものだったことを感じさせます。 先に発表された2008年3月期の連結決算では、売上高が2兆7761億6800万円で、前年同期比で9.1%増。営業利益は3242億8700万円で前年同期比19.6%増、経常利益は【2586億1400万円】で前年同期比68.6%増という大幅な伸びを記録しています。こうした好決算を残したことが、経営戦略の裏付けとなり、それが今回の株主総会での自信に満ちた孫社長の発表につながったのではないでしょうか。 今回の株主総会の発表で、私がすごいなぁと感じたことは、2つあります。ひとつは、ボーダフォン買収を振り返っての発言で、 「音声サービス
先回のエントリーで、プレゼンでは「誰が」メッセージを伝えるのかがとても大事じゃないかと書きました。「誰に」「何を」「どう言うか」という3原則に加え、「誰が」という【4原則】が重要だと書きました。ところが、プレゼンの現場では、真逆のことが多発しています。仕事柄、大学の教員の講義や代理店のプレゼンをよく見ていますが、PowerPointの画面が主役でプレゼンの話者が見えないジレンマを感じることが数多くあります。 先日、ある学会で文部科学省の専門官からレクチャーを受けましたが、これはまさに典型でした。どこが典型的かといえば、 部屋は照明が落とされ、スクリーンにはPowerPointの画面 話者はスクリーンの脇でノートPCの前に着席 会場にはマイクの音声が聞こえるが、誰がどこで話しているかもわからない 手元にはPowerPointの縮小プリントアウト 画面は文字がぎっしりで、懇切丁寧 聞こえてくる
シロクマ日報さんでも取り上げられていた、ジャパネットたかた・高田社長のお話。彼のプレゼン力は、コミュニケーション学の研究者間でも注目度が高いですね。通販番組というのは、商品を売る番組。つまり商品の特徴や機能、メリットなどをプレゼンする番組なのに、高田社長が出てくると、主役が商品じゃなくて社長自身になっちゃう。素朴で、人間味があって、人なつっこくて、言葉に気持ちがこもっていて。もし同じことを高田社長じゃない人がやっても、同じ効果は得られないんじゃないかと思います。つまり、高田社長がプレゼンすることに大きな意味がある。私はココに一番すごさを感じています(小林さん、いかがでしょうか)。 私の大先輩で、現在広告代理店I&Qアドバタイジングの取締役である三浦基嘉さんが、私の著作発刊に寄せてこんな言葉を贈ってくれました。 プレゼンに限らず、広告でも記事でも、いわゆるコミュニケーションを設計する時、「誰
先日開催した、ある公開講座でのできごとです。講師の好意で、小冊子がプレゼントされることとなりました。講座の参加申込者数は40名ほど。「サンプル品ですから、気軽に差し上げて下さいよ。【10冊】しか持って来られなかったから、希望者に先着順で配布してください」と講師。早速、提供いただいた【10冊】が受付テーブルの上に置かれ、来場者プレゼントがはじまりました。 予期せぬプレゼント、来場者たちには好評だったようです。「なんか得した気分ですね」「これは役に立ちそうな本だ」…口々に謝辞が聞かれました。間もなく予定の10冊が配布し終わり、講座が始まりました。教室の中からは笑い声も聞かれ、和やかに進んでいるようでした。予定通り、90分ほどで講座が終了。会場の片づけをしている時、数人が受付のところにやってきました。 「今日、本のプレゼントされた人がいたそうですが、私たちはもらってないんです」と、あるご婦人が口
橋下徹さんが大阪府知事に当選して、早5ヶ月以上が経ちました。得票数1,832,857票、2位の約2倍という圧勝だったことは、大阪府民の「変わらなきゃ」という期待値の大きさだったのでしょう。産経新聞の調査によれば、橋下知事の支持率は4月調査で【75.8%】。3月調査(66%)よりも支持率を伸ばし、前評判よりも就任後の行動を評価する結果が出ています。今、大阪府民のみならず、橋下知事の動向に注目している人は多いと思います。 政治手腕はどうかと聞かれれば、そりゃ多くの有権者がきっとそうであったように、未知数としか応えようがないのかもしれません。じゃぁ、なぜ彼を大阪府民は選んだのか。消去法という消極的選択? いや、そうじゃない。私は大阪府民ではありませんが、もし私に1票投じる権利があったなら、きっと入れていただろうなと思います。それは、彼のメディアの使い方にうまさを感じるからです。彼にはメディア・コ
自分の能力はどれくらいあるのだろうか。現在取り組んでいる仕事を、次の基準でチェックしてみよう。 (1)教えてもらえばできる仕事 (2)一人でできる仕事 (3)人に教えることのできる仕事 当然(1)より(2)、(2)より(3)の仕事が多いほど高い能力を身につけていることになる。少なくとも(1)のレベルは早く卒業しなければならない。 ところで、仕事をする上で必要な能力は、一般に「知識(わかる)」「スキル(できる)」「態度(やる気になる)」の3つの側面からとらえることができる。 「知識」は、業務上必要な技術的な知識、商品知識といったものから理論的、体系的、科学的な理解に必要な知識、仕事の進め方、方法・手段に関する知識など幅広い。学校で学ぶことのできるものばかりではない。仕事を通して身につける部分も大きい。 「スキル」はどうか。これも、専門的な職業訓練によって身につけられることもあるが、実務的なス
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