思えば2年前の夏。 米国で一足先に発売されていたiPhoneがようやく日本に到来した。忘れもしない2008年7月11日の事だ。 発売日翌日に近所のソフトバンクショップへ行った。16GBモデルの黒しか在庫がなかった。残っている在庫は1台だけ。16GBなら白がいいと思っていた私はその場でしばらく考えた。 直後に入ってきた女性客もiPhoneを買おうとしていた。私が残りの1台を仮押さえしていたため、店員に在庫切れを知らされ、彼女は肩を落として帰っていった。全国で在庫が少なくなり、予約しなければ買えない状況だった。私は白いiPhoneを諦めて、その後2年間付き合う事となる黒いiPhone3Gの購入を決心した。 それから約1年。TwitterやBlogなど、アウトプットの場を持っていなかった私は独りでiPhoneを楽しんでいた。iPhoneのユーザーインターフェイスは洗練されていた。iPhoneには