「周公旦」を読み終わった。酒見賢一氏作品であるから飄々としており、サクサク読めていいかんじだった。ファンタスティックでありつつ地に足が着いてもいるという、れいのフワフワしているんだかそうでないんだかよくわからないかんじの話。結果でいえば史実に基づいているが、解釈はかなり独特。おれはたぶん「本格的なファンタジーというのは、まさしくこのようなものであるのに違いない」と思い込むような順番でファンタジー小説のクラスタに触れてきたのであろうから、こういう小説が非常にたのしい。 もうちょっと脱線して書くと、おれの場合ファンタジー文学みたいなものより先にドラクエに触れている。確かドラクエよりもうちょっと前に TRPG のルールブックとかが入ってき始めている。発売してすぐそういったメディアに触れているようなら年表に照らして事実関係を明らかにできるのだが、おれの場合発売されてすぐこれらのものに触れているわけ