今、年金問題といえば、宙に浮いた5000万件の年金の処理はどうなるか、そして基礎年金の国庫負担引き上げの財源として消費税率を上げるかどうかの2点に集中していると言っていいだろう。 ところが、年金にはそれに勝るとも劣らない大問題があるにもかかわらず、なぜかあまり取り上げられていないのは不思議である。その問題とは、きちんと厚生年金の保険料を支払ってきた人が、貧困生活に陥ってしまう可能性があるという話だ。 今年4月26日に厚生労働省は、厚生年金の標準モデル世帯において、将来の年金受け取り額の推計結果を発表した。それによると、現役世代の手取り収入に対する比率を示す「所得代替率」は、次のようになった。 例えば、現在65歳の人は59.7%であり、現役世代のほぼ6割の年金をもらっていることが分かる。ところが、10年後にその人が75歳になったときには48.1%に低下。さらに85歳のときには41.3%
飲食店から商業施設の中核である飲食フロアのプロデュースまで手がけ、飲食業界のトレンドを生み出してきた中村悌二氏が、業界で起こっているさまざまな現象を独自の視点で斬る! 今、東京に何軒の沖縄料理店があるだろうか。 数年前はまだマニアックな存在だったと思うが、いまや何十倍にも増えているのではないだろうか。「ナヴィとかまど」「うりずん」などは商業施設内にも登場しているが、それはディベロッパーが「沖縄料理は一過性の流行ではない」と判断したからに他ならない。 しかし、いくら沖縄への旅行や移住がブームとはいえ、よく考えてみれば日本中に数多くある郷土料理の1つにすぎないはずだ。ならばここまで人気が出ているのは、一体なぜだろうか? その理由をいくつか考えてみた。
JALは12月1日より「国内線ファーストクラス」のサービスを開始する。当初は羽田-伊丹間のみの設定だが、2008年以降、羽田-福岡間、羽田-札幌間へと順次拡大予定。8000円の追加料金で、ゆったりとした快適なシート、どの時間帯でも利用できる機内食、専用チェックインカウンター、空港ラウンジの利用、優先搭乗、手荷物の優先引渡しなど、プレミアムなサービスを受けられるのは大きな魅力だ。しかし国際線とは違い飛行時間が長くても2~3時間の国内線で、これほどのサービスが必要なのだろうか。JALはなぜ、そしてこのタイミングでサービスを開始したのだろうか。その背景にはJALとANAの激しい競争が垣間見える。 もともとはJALもANAも、より広いシートと上質なサービスを提供する「スーパーシート」(東京~大阪間の場合、JAL、ANAともに追加料金4200円)を販売していた。両社の戦略が大きく変わったのは2004
NECは11月30日、携帯電話機上で動く自動翻訳ソフトを開発したと発表した。日本語の音声を認識して、それを英文に翻訳できる。日本語の語彙は5万語まで認識可能だ。日本語の発声終了から音声認識結果の表示までと、翻訳開始の指示から翻訳結果の表示までがそれぞれ1秒程度で処理できる。 今回、音声認識エンジンを携帯電話機のCPUやROMなどに向けて最適化したことで「速度と精度を保ったまま、必要なリソースをPC翻訳ソフトの約半分に抑えた」(NEC広報)。翻訳エンジンもデータ構造の最適化、辞書内容の見直しなどにより「翻訳精度を保ったまま、辞書や実行系ファイルのサイズをPC翻訳ソフトの約半分に削減した」(同)。 自動翻訳に使用する音声認識エンジンや翻訳エンジンには大きなCPUパワーが必要なため、従来はサーバーなどの外部機器を用いずに自動翻訳することが難しかった。今回NECが開発したソフトは、携帯電話機向けの
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