神奈川大学工学部 江上正研究室 宇宙エレベーター 実現が夢2011年2月3日 印刷 Check ベルトを上り下りする箱形ロボットの調整をする学生たち。重さ約5キロでバッテリーを内蔵している=横浜市神奈川区 宇宙に伸びたケーブルを昇降機がするする上る未来の輸送機関「宇宙エレベーター」。ロケットを使わずに人も宇宙に行けるというSF小説のような構想の実現へ、研究を進める。江上正教授は「2050年ごろには技術を確立できる」という。 昨年開かれた競技会では、バルーンで上空300メートルにつるされたベルトを、昇降ロボットが3分あまりで往復。米航空宇宙局(NASA)や独ミュンヘン工科大学を抑え優勝した。火を噴いたり、途中で止まったりするロボットが続出、無事帰還したのは江上研究室だけだった。 研究を始めたのは2年前から。大学院1年の池内亮さん(23)は1期生にあたる。「宇宙エレベーターに乗りたいというより