休息 ほんの三年前まで、私の生活は仕事を中心に回っていました。土日祝日も半分以上は出社して仕事をこなしていましたが、「仕事とはそういうもの」と、そのこと自体に疑問を感じることなく生きてきました。 一年を通じてそんな状態だと、たまの休みが取れても英気を養おうとする気力も湧いて来ず、翌週のための小休止として無為に時間を過ごしてしまいます。妻や娘たちにとって私は当てにならない存在で、休みの日は“女子三人”でのお出かけが当たり前になっていました。私としては、家族と出歩きたい気持ちはあるものの、体を休めたい気持ちが勝っていました。 その穴埋めをしようと、何とか有休を取って家族と行動するにしても、常に頭のどこかで仕事のことを考えていました。業務用の携帯電話を持たされ、メールの確認が習慣化してしまうと、休暇中でも仕事から完全に切り離されることはありません。楽しいはずの家族との時間は、仕事につながれた首輪
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