・ 旧著『売る−−ヒット・キャンペーンの内幕−−』(日本経済新聞社 1971.3.10)は、経営者層向けに[シグネチャー]誌に1年有余連載し、手を入れたものです。 もちろん、エイビス・キャンペーンにも触れています。 その中に、広告キャンペーンになにかと口を出したがる社内幹部の発言を封じるために、タウンゼント社長が「エイビス・キャンペーン広告哲学」と題した掲示を全社のあらゆるところに掲示した事実を引用していました。 「エイビス・キャンペーン広告哲学」 1.エイビスは広告についてDDBほど多くを知りえないだろうし、またDDBはレンタカー事業についてエイビスほど多くを知りえないだろう。 2.広告の目的は、商用旅行や休暇旅行のため、あるいは臨時の家庭用として、しばしばレンタカーを利用する人々を説得し、エイビスの車を使っていただくことである。 3.競争会社の広告の5倍の効果のある広告をつくり出すため