東京都港区内に開業したJR高輪ゲートウェイ駅で、AI を使った駅案内のサイネージが2台そろえて置かれているが、AIの駅員キャラが男女でまったく違い、女性の方だけアニメ風なのはなぜかと、ネットで話題になっている。 ジェンダーバイアスがかかっているのでは、という批判も相次いでいる。その意図について、JR東日本に話を聞いた。 「旧世代のジェンダー観を植え付け」の批判も出たが... 山手線に49年ぶりに誕生したこの新駅は、開業から4日経った2020年3月18日昼過ぎも、大勢の人たちが駅のデッキなどに集まり、盛んにシャッターを切っていた。 駅案内のサイネージ2台は、改札を出て、左側にある。物珍しさもあってか、この日も、ひっきりなしに案内の画面を見る人がいた。 2台のうち右側のは、アニメの女性駅員キャラ「渋谷さくら」さんが、質問を言うと答える形で、駅や周辺施設などを画面で案内している。一方、左側のは、
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2014/12/26 2014年10月28日(火)、日仏会館にてコレージュ・ド・フランス教授フィリップ・デスコラ氏と中沢所長が登壇した講演会が開催されました。「自然の人類学」と題された本講演会では、野生の科学研究所研究員の矢田部和彦氏もコメンテーターとして加わり、デスコラ氏の著作を中心に、個から普遍へと向かうこれからの人類学の見通しが示されました。デスコラ氏と所長の講演の模様をあわせてレポートします。 フィリップ・デスコラ氏講演「人類学と哲学」 人類学と哲学 デスコラ氏は、構造主義という1960年代の主要思想の一翼を担った人類学者クロード・レヴィ=ストロースのもとで学びました。1976年から1979年にかけてアマゾンの密林で実地調査を行い、その成果を「象徴と実践」と題した博士論文にまとめました。一連の研究の集大成として著されたPar-delà nature et culture(『自然と文
文化人類学の“静かなる革命”がもたらした「多自然主義」という視座は、現代において最も馴染み深い「多文化主義」の諸問題を炙りだした。僕たちはなぜ「多文化主義」から「多自然主義」へと向かうべきなのか。人類学者・奥野克巳に訊いた。 いかにして「存在論的転回」は起こったか HZ 近年、文化人類学において注目を集めている「存在論的転回」、あるいは“人類学の静かなる革命”については、僕もまた門外漢ながら関心を抱いてきました。とりわけ、ヴィヴェイロス・デ・カストロが「多文化主義」に対置する形で提出した「多自然主義」というアイディアには、それが人類学という学術領域を越えてもちうる可能性という点からも強く惹かれています。 この存在論的転回に関して、奥野さんはレーン・ウィラースレフの『ソウル・ハンターズ』、エドゥアルド・コーンの『森は考える』を始め、重要な研究書の翻訳を多く手がけられています。さらに昨年に奥野
なので互いにそういう付き合い方をするということ。お金を媒介した偽りのお付き合いなのに、それは長年付き合いの続いた親友同士の付き合いに似てくるというのが興味深いところ。「相手を人間扱いする」ということが
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