日立製作所は21日、人型ロボット「EMIEW(エミュー)2」を2年ぶりに全面改良したと発表した。物体認識機能を備え、狭い通路や曲がり角をスピーディかつスムーズに動けるようにしたのが特徴。日立では今後、オフィスや病院、商業施設の案内ロボットとしての実用化を目指す。 「EMIEW2」は人の早足と同じ時速6キロで走行できるロボットで、初号機を2007年、改良型を10年に開発した。今回の前面改良版では、探し物の名前や画像を見せると、ウェブ上の画像データベースに照らし合わせ、探し物が何かを調べて答える。さらにそれを実際に探す機能も備えた。 21日に同社中央研究所(東京都国分寺市)で行われたデモでは「時計はどこ」と尋ねると、時計が置いてある場所まで案内してくれる一幕もあった。 日立では今後、人と一緒に歩いて安全に作業できるかなどの検証を進め、1台数千万円と見られるコスト削減を進める。 会見した山足公也
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