ロボット白書2014の「1. ロボットについて」のシステム化技術の内容を元に、ロボットミドルウェアとロボットOS、ロボットシミュレーションについてまとめてみたいと思います。 ロボットは、「移動技術」、「環境知能化技術」、「認識処理技術」、「センシング技術」、「制御技術」、「人工知能」、「リアルタイム技術」など、さまざまな技術要素があり、これらの技術要素を統合し、ユーザニーズや目的に応じたロボットシステムを構築してくいくことが求められています。 従来のロボット開発は、スクラップアンドビルドにより開発されていたため、必ずしも効率がよくなく高コスト構造となっていましたが、ロボットのシステム化を進めるための手法に、モジュール化とシミュレータを用いたオフライン開発が進んでおり、それらを支援するOpenRTM-aist(open source robotic technology middleware