最終回である今回は、今までのコラムをおさらいしながら変化を生み出す方法について考えてみましょう。 変化を生み出す技術 「変化を生み出す技術」と副題に入った和書が2010年に出版されました。経営学者Otto Scharmer[1]の書いた「U理論」です[2]。 U理論は、130人の革新的なリーダーへのインタビューから見い出されたパターンです。エンジニアのみなさんには「デザインパターン」に例えるとわかりやすいでしょう。良いエンジニアの書いたコードから見出されるパターンに名前を付けて言及しやすくしたものがデザインパターン、革新的リーダーの行動に見出されるパターンに名前を付けて言及しやすくしたものがU理論です。 変化を妨げる3つの声 U理論では、変化に至るまでにはそれを妨げる3つの声があると考えています。変化を妨げる障壁が「声」なのがおもしろいです。我々は変化を妨げる原因を、たとえば社会が悪いと
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