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ブックマーク / etedu.hatenadiary.org (5)

  • アーギュメントの要素を図示する - 議論学,勝手に再構築☆

    以前から教育心理学の領域では,主張を組み立てる際の規範的モデルとして,トゥールミンのモデルが利用されてきました。このような主張の組み立てを図示してきた人々の研究をレビューした論文をたまたま見つけたので紹介いたします。 Chris Reed and Glenn Rowe(2007)A pluralist approach to argument diagramming. Law, Probability and Risk http://lpr.oxfordjournals.org/cgi/content/abstract/mgm030v1 この論文によると,最初に図示をしたのはWhatelyという人だそうで,1850年のことだそうだ。ただし,鵜呑みにするのはたぶん危険でしょうね。だって,だれでも図示ぐらいできるでしょう。主張とそれを支える理由付けを線で結ぶとか。 このを読んでみて確かめてみ

    アーギュメントの要素を図示する - 議論学,勝手に再構築☆
  • 論理の使い方における個人差 - 議論学,勝手に再構築☆

    ふと思いついたので書き留めておきます。「論理的かどうか」ということはいろいろな状況で論じられます。そのとき,論理的であったとしても,その論理をどのように利用するかは頭の良い人たちの間でも分かれるのではないかと,ユニクロでブラブラしているときに思いつきました。 まず「論理」というのは,何らかの前提条件やデータから結論を出すときに用いる推論のルールや道具といったものです。簡単なレベルではA→B,B→CならばA→Cとか,AならばAとかそういうものです。もっと複雑なレベルでは,多くの場面でみられる個々の事実から一般的な法則を見いだしたり,一般的に当てはまることを個別のことに当てはめたりといったことがあります。すなわち,ここで論理と言っているのは,ルールによって支配された推論するときにその背後にあると考えられる「理(ことわり)」です。 さて,論理的に結論を出すというときの2つの論理の使い方とは,非常

    論理の使い方における個人差 - 議論学,勝手に再構築☆
    Miki-Tea
    Miki-Tea 2007/07/31
    ここで挙げられている2つは、「仮説検証型」と「仮説作成型」とも言えるかな。論理使用条件は、少なくとも「結論の有無」という点で既出では。議論と論理は別の側面でも考える事が多い。
  • ネットワーク分析による議論の質の測定 - 議論学,勝手に再構築☆

    こんにちは。かなり久々の書き込みになります。 いろいろと研究に関して進展がありましたので,書きたいことはたくさんありますが,あまり時間がないので今日は先日出版された紀要論文のご紹介だけしておきます。全文がPDF形式でダウンロードできます。 議論のダイナミクスを生け捕る発話間引用ネットワーク分析 まだまだ分析としては洗練させねばなりませんが,アイデアとしてはまだまだ展開できるネタだと思っています。お時間のある方は是非感想を頂けたらと思います。 ※サーバーの調子が悪かったので、ファイルの保存先を変えました。もうダウンロードできると思います。

    ネットワーク分析による議論の質の測定 - 議論学,勝手に再構築☆
  • アメリカ教育研究学会 - 議論学,勝手に再構築☆

    ちょっと前に,研究室の後輩と一緒に出した学会論文が採択されました。AERAっていう,朝日新聞社の雑誌みたいな名前の学会ですが,教育研究系では,世界一でかい学会です。教育心理学系の研究も結構発表されます。 http://www.aera.net/annualmeeting/?id=694 何を発表するかっていうと,小学校の国語の授業を観察して得られた発話データをテキスト・マイニングして,先生や子どものどの発話が,授業の面白い展開に貢献したかを探りだすっていう研究です。 なかなか教室のやりとりを分析するっていうのは,いくらでも分析の視点がある分,あいまいな分析になりがちだし,自分の考えの枠を飛び出てあらたな分析の視点を得ることが難しいんですね。それを少しでも克服するための研究手法の提案って感じです。 あんまり教育研究とか心理学系の研究では,テキスト・マイニングを使ったものって,アメリカでもヨー

    アメリカ教育研究学会 - 議論学,勝手に再構築☆
    Miki-Tea
    Miki-Tea 2006/11/30
    テキスト・マイニングによる教室談話の分析。もっと詳しく知りたい。
  • 議論研究の道具 - 議論学,勝手に再構築☆

    こんにちは。最近は,もっぱらカビとの格闘に忙しいeteduです。先月と今月は,ずっと仕事場にいることが多くて,家を空けたままにしておいたら,カビに乗っ取られそうな情勢になっていました。カビが家賃払ってくれるなら,引き渡してもいいのですが。 で,カビと闘っている時間以外に何をやっているのかと言いますと,最近はもっぱら議論研究のための道具のお勉強です。 1つは,今日だいぶ使い方を覚えてきた,Anvilというソフトウェアです。動画と文字情報を統合的に扱える,ソフトウェアでいろんな良いところがあります。観察の動画記録と,その書き起こし,そしてさらにそれに対するコーディングなど,様々な情報を統合的に記録できる上に,コーディングの手続きやコーディングマニュアルの作成も支援してくれます。しかも,マックだろうが,ウィンドウズだろうが,お構いなしに動きます。そして,これがまたフリーソフトです。Kippさんと

    議論研究の道具 - 議論学,勝手に再構築☆
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