「書棚を見れば、その人物がどんな人であるかわかる」と言われる。投資の世界で成功を収めた人たちは、いったいどんな本を読んできたのだろうか。サラリーマンや元サラリーマンを中心に、5人の読書歴を紹介する。 資産2億円!富山の元保険調査員 富山の投資家・吉川英一氏は長年サラリーマンとして保険会社に勤務する傍ら、低位株と不動産で財を成し、資産2億円超を実現した。 「私がなぜ投資をここまで熱心にやるかというと、お金で苦労したからですよ。大学時代に父がやっていた会社が潰れ、家もなにも人に取られて。そのときにお金や税金のことを知らなきゃだめだ、お金がないと不幸になるんだということを知ったんです」(吉川氏) 当初はアルバイトやパチンコでお金を稼いでいたが、やがて一冊の本に出合う。数々の会社を経営しながら経済評論家としても活躍し“金儲けの神様”と言われた邱永漢氏の本だった。 「若者が読む本ではありませんが、お