米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は9日、連邦捜査局(FBI)が昨年10月に死去した米アップル共同創業者スティーブ・ジョブズ氏に対する身元調査を同日公開したことで、同氏の素行の善しあしの両面が明らかになったと報じた。素行の悪さでは、若い頃に麻薬を使用していた疑いもあるという。 同紙が情報公開法に基づき請求した調査資料によると、FBIによる身元調査は1991年に実施されたもので、ブッシュ大統領(当時)が諮問機関である大統領輸出評議会メンバーにジョブズ氏を指名するかどうか検討した際、必要になったという。 友人や同僚、周辺関係者による多数の証言が記載された191ページの調査資料によれば、ジョブズ氏は働き者で能力が高く、創造性に富んだ人物などと評価する声がある一方で、頑固で冷淡、経営管理が厳し過ぎるなどと批判する声もあった。また、同氏は60年代終わりから70年代初めにかけて麻薬を使