わたしたちには無意味で苦痛に満ちた「労働」を与えよ【VRChatワールド探訪】 刺し身とタンポポと修道院 その仕事は実在する。 パックの刺し身の上にタンポポをひとつ乗せる。やさしく、舞わせるように、落とす。早すぎても遅すぎてもいけない。形にはこだわらなくてもいい。きれいに真ん中へ落とそうが、パックのはじっこに落とそうが、不在の工場長は気にしない。 タンポポをひとつ乗せるたびに、ベルトコンベアの上に表示された仮想口座に0.5チップが 振りこまれる。 ここ、刺し身タンポポ工場こと「刺身の上にタンポポのせる仕事が始まるおUC⁄ sashimi tanpopo」(By __sliver)では、この積み上がった数字があなたの価値だ。 積み上げた給金をどう利用するかというと、ほら、そこに入場料30チップのゲートがある。その向こうにはゆったりとしたソファと芳醇な香りを放つワインが用意されていて、透明
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