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ミステリに関するMonomaneのブックマーク (11)

  • ミステリ系100冊リストをめぐる冒険 - ななめのための。

    ミステリーのベスト表作りが楽しかったのは、せいぜい二十代の半ばくらいまでだ。その頃までは私的なリスト作りが、自分のミステリー観を他人に伝えるための、有効な表現手段になりうると信じていた。 ――法月綸太郎「ミステリー通になるための100冊(海外編)」 ハルヒの新刊が出て、読んで、長門有希の100冊(長門有希の100冊とは (ナガトユキノヒャクサツとは) [単語記事] - ニコニコ大百科))はなんだかんだいって大学時代のミステリとSF読書の指標にはなっていたんだな、と思い直すなどしました。新格前後の作品がそれなりにあったし、それをありがたがるくらいにはなにも手掛かりを持たない読者でした。 では、いまの読者はどこからを読めばいいのだろう? ネットにあるうろんな情報を鵜呑みにすればよいだろうか? まあ正直それでいいかもしれませんが、選択肢があることに気づける場は有用じゃないですか。 なので思

    ミステリ系100冊リストをめぐる冒険 - ななめのための。
  • 「盗まれた手紙」をさがしています - ななめのための。

    だいぶ前に引っ越しをしていたのですが、ようやく最近になって身辺が落ち着き(ダンボール箱に入ったままのたちの処理がある程度終わり)、読みたいテーマに沿ってを比較的手に取れるようになってきたので再開します。 黒・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫) 作者: エドガー・アランポー,Edgar Allan Poe,巽孝之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/03/28メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 51回この商品を含むブログ (43件) を見るモルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編 (新潮文庫) 作者: エドガー・アランポー,Edgar Allan Poe,巽孝之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/04/25メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 29回この商品を含むブログ (36件) を見る ミステリの歴史でポーの「モルグ街

    「盗まれた手紙」をさがしています - ななめのための。
  • ななめのための。

    【※記事は『冬期限定ボンボンショコラ事件』および〈小市民シリーズ〉の内容に一部言及します。未読の方はご注意ください。】 冬期限定ボンボンショコラ事件 〈小市民〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:米澤 穂信 東京創元社 Amazon 初っぱなから脱線した話をさせていただきますが、クローズドな舞台における殺人事件(推理小説)を考えるとき、わたしがそこに敷衍するイメージはおおよそ人狼ゲーム(汝は人狼なりや?)のようなものです。 死体が現われ、その下手人は夜に隠れ、残るは無力な人間たちと小さな光明を指し示す人間たち。それら複数人で構成される共同体の、合議制による吊るし上げのゲーム(狩り)こそがミステリの、あるいはクローズドサークルにおける連続殺人のプリミティブなかたちではないでしょうか。 この人狼ゲームの攻略方法は諸説あるかもしれませんが、一般的に、人間(村人)側の最適行動は、だれもが言動におけ

    ななめのための。
    Monomane
    Monomane 2015/11/17
    感動作
  • Thomas Flanagan Biography

    Nationality: American. Born: Thomas James Bonner Flanagan in Greenwich, Connecticut, 1923. Education: Amherst College, Massachusetts, B.A. 1945; Columbia University, New York, M.A. 1948, Ph.D. in English 1958. Military Service: Served in the United States Naval Reserve, 1942-44. Career: Instructor, 1949-52, and assistant professor, 1952-59, Columbia University; assistant professor, 1960-67, associ

    Monomane
    Monomane 2015/08/15
    トマス・フラナガンの経歴
  • A LOCKED ROOM CASTAWAY

    密 室 系 A LOCKED ROOM CASTAWAY 山風ニュース5/29更新) 「少年探偵小説の部屋」(05.3.20更新) 「密室系掲示板」 山田風太郎エッセイ等リスト(お試し版)(05.1.17更新) 山田風太郎インタヴュー・対談等リスト(お試し版)(05.1.17更新) CONTENTS What’s New? (2005.3.20更新/少年探偵物リスト更新  密室系blog?継続中) パラサイト・関の翻訳ミステリ・アワー (2004.4.21更新/Great Detectives) 不可能犯罪ミステリ・リスト(海外編:お試し版) 不可能犯罪ミステリ・リスト(国内編) (長短編1154編のリスト) 密室調査員(兼・仮収蔵庫) 山田風太郎作品リスト (2005.1.11更新) 風太郎コンメーディア (年代順追っかけ紀行第6回(昭和27年)98.4.20更新)) 山田風太郎全作品刊

    Monomane
    Monomane 2015/08/13
    山風研究
  • 明治三四(一九〇〇)年のコナン・ドイル『Beyond the City』翻訳作品について - 山下泰平の趣味の方法

    コナン・ドイル『Beyond the City』は、明治三四(一九〇〇)年に『女豪傑』という書名で翻訳されているようだ。 『女豪傑 松居松葉 青木嵩山堂 明治三四(一九〇〇)年』 コナン・ドイルはかなり人気のある作家で、翻訳の歴史もかなりまとめられている。だからこの事実も既知のものなのかもしれない。ただしネットで確認した分には、二〇〇九年の笹野史隆さんという方の翻訳が邦初ということになってるので、メモとして残しておく。 一応書いておくと、明治のことで『女豪傑』の翻訳はあまり正確ではない。そもそも小説の舞台も日、登場人物も日名に改変されている。だから笹野史隆さんの翻訳を邦初としても、なんら問題なく妥当だと思う。 ちなみにこれは全く異なる事柄を調べていて、たまたま見付けたことであると同時に、私はあまりコナン・ドイルに興味がない。だから詳しく『女豪傑』について調べていない。実は翻案なのか

    明治三四(一九〇〇)年のコナン・ドイル『Beyond the City』翻訳作品について - 山下泰平の趣味の方法
  • 伏線回収と認知のあり方とか初期クイーン作品のロジックが嫌われる理由とかいまいちよくわからない印象論が先行する理由とかを考える - ななめのための。

    鮮やかなロジックなどと言われるときに想像されるのはエラリー・クイーンの国名シリーズなのだけれど、実際格ミステリを読んでいて、論理の運用それ自体に鮮やかさを感じられるかといえば微妙なところなのではないかと思うときがある。なぜなら論理は突き詰めれば突き詰めるほど飛躍の余地がないわけであって(だからこそ「論理のアクロバット」などというなかば矛盾した表現が使われることがある)、ほんらい鮮やかさ巧みさといったものとは無縁のものであるはずなのだ。よく数学的と言われるような論理の運用こそがクイーンの鮮やかさを示すのであれば、1+1=2は鮮やかさの象徴となってもいいのだろうけれど、文系人間の自分にとっては納得ができない。四則演算はあくまで四則演算でしかない。そのくせ美しいロジックとか意味不明なことを言うから必要以上にクイーンを嫌いになる被害者が生まれるのだ。しかし実際のところ、客観性・論理性といったもの

  • 「叙述トリック」についてのメモ(1) - TBCN

    「叙述トリック犯罪学教程」 叙述トリックについての考察はネット上にもかなり有益な考察があるけれど、最近「あざらしさん( @azarashidayou )による叙述トリック犯罪学教程」http://togetter.com/li/433684(以下「教程」と略す。また「叙述トリック」についても当該まとめで扱われている例全般を仮にそう呼ぶことにする)を読んだら一風変わっていて非常に勉強になったので、忘れないうちに整理しておきたい。 「教程」が新鮮(といっても2013年1月のものなので私が読んだのは二年半も経ってからだけど)に映ったのは、それまで分類する際に多かった「内容」(性別とか人物隠匿とか)ではなく、「なぜ読者に誤認が生じるのか」という「原理」、文章上の実際的なテクニックの点から分類しているからだと思う。ふみこんでいえば、個々の叙述トリックの「内容」はこれらの「原理」が働いたからこそ生じる

    「叙述トリック」についてのメモ(1) - TBCN
  • ミステリの歴史

    これはミステリの通史などではない。ミステリの歴史を考えるための覚え書き、思いつきのメモのたぐいとお考えいただければ幸いである (通史ということなら、まずはハワード・ヘイクラフト 『娯楽としての殺人』、ジュリアン・シモンズ 『ブラッディ・マーダー』 あたりをご覧いただければと思う)。ついでに誤解のないようにお断りしておくが、下にあげたような作品も 「ミステリ」 である、と云いたいわけではもちろんない。あれもミステリこれもミステリという野放図なジャンル拡大主義には、むしろ否定的な立場をとっているのだが、ここであえてポー以前にさかのぼって 〈謎と犯罪の物語〉 の系譜を辿ろうとしているのは、ミステリの歴史的パーステクティヴを得るために、いわば補助線として、こうした作品をみておくことは有益ではないか、と思ったからだ。ジャンル内のテキストだけを近視眼的に言あげしているのでは見えてこないものがあるはず。

    Monomane
    Monomane 2015/07/16
    by 藤原編集室
  • 2014年8月/9月/10月 - ななめのための。

    溜め込んでしまったので、まとめて書く。 魔術師を探せ! (ハヤカワ・ミステリ文庫 52-2) 作者: ランドル・ギャレット,風見潤出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1978/01メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (22件) を見る長編『魔術師が多すぎる』は魔術が登場するミステリとして有名だが、いかんせん中古の値段が高いので未読。比較的安いこちらも同じダーシー卿シリーズで、日オリジナル短篇集。「その眼は見た」、「シェルブールの呪い」、「藍色の死体」の三編。作品の細かい内容はほかのサイトでも見れるので他の点について。まずウィキペディアには「科学に代わって魔術の法則がすべてを支配し〜」とあるけれど、前情報なしで読もうと思っていたときはいわゆる異世界(中世ファンタジー的な)ミステリの系譜と考えていたため、実際は歴史改変SF的なものだとわかって驚いた。舞台はイギリス史で有

    2014年8月/9月/10月 - ななめのための。
  • ミステリ世界で生き残るためのルール

    ガムおじさん @gm617 ゾンビの世界で生き残るための32のルール(http://j.mp/d4wj80)をぱくって、「ミステリの世界で生き残るための32のルール」を考えてみる。 #air_mys_ken 2010-07-27 08:28:51

    ミステリ世界で生き残るためのルール
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