ブックマーク / kame710.hatenablog.com (12)

  • 2017.7.31 『動物のいのちを考える』1 - カメキチの目

    カメキチの目 『動物のいのちを考える』(朔北社)というにであった。 この前から「つれづれ…」という自分の昔話を書いていますが、きょうはこっちを書きます。ゴメンなさい。 は、 ①伴侶動物(ペット) ②産業動物(牛や豚など) ③動物園動物 ④実験動物(マウスなど) ⑤野生動物 の順で、さまざまな立場の人が書いている。 ブログを始めて広がった私の世界の一つに「動物福祉」というものがあります(カフェインさん、ありがとうございます)。 恥ずかしながら、人間の福祉には携わっていたのですが、「福祉」を動物に広げて考えたことはありませんでした。 ただ、歳をとり人間とか人類を相対化し、空間に広げれば「生き物の一種」、時間に広げれば「生命発達の一段階」と思うようになってきた。 ロボット、人工知能、バイオ…と科学技術万能、その身勝手さを嘆かわしいと思うようになってきたので、「動物福祉」という言葉がとてもよく

    2017.7.31 『動物のいのちを考える』1 - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/07/31
    私はペットを飼ったことがないのですが….人間の欲のために動物がそのような形で遺棄されるのは胸が詰まる思いがします….
  • 2017.7.13「随所に主と作れば…」  - カメキチの目

    カメキチの目 禅語 隋処に主と作(な)れば 立処皆真なり (ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり) 「隋処に主となる」とは、どこでも主体的ということ。 「主体的」とは、「自分が…自分が…」と目だとうすることではありません。 主体的に生きれば、「立処皆真」なり。つまり、あなたが歩もうとする道、歩んだ道は、みんな「真実」なのだよ、ということか。 言い換えれば、あらゆる場・時にあっても自分を忘れず見失わず、ということは自分の頭でちゃんと考え、自分の人生の主人公は「自分自身」であろうとすれば、あろうと努力する限り、そんな自分の姿というのは「真実」だということ。 出世を人生の目標にするのはいいとして、そのために上司の顔色をうかがう、長いものに巻かれる、「ソンタク」する処世術も、それを自分で選んでいるので「主体的」なんだろうか?「立処皆真」だろうか? 考えていたらわからなくなってきた… ところ

    2017.7.13「随所に主と作れば…」  - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/07/17
    いい響きですね.さすが禅語です.出世は貢献の結果であるべきで,出世が目的化すると自分を見失ってしまいそうです….自分を信じ他者に貢献さえできればそれで良しと心から思える人間になれるよう,精進します.
  • 2017.5.18 エピクロスの言葉 - カメキチの目

    カメキチの目 先日のこと。 「はてなサン」から知らせがあった。それはきょ年やおとどしのあなたの記事をふり返ってみませんか、というもので、1年以上やっている方には「ああ、アレ!」とおわかりいただける。(アレです) 一瞬、面倒くさいなと思ったがめげず、ためしに2年前のヤツを見た。 その記事は、「死」について古代ギリシャのエピクロスの言葉だった。大好きな仏教家(坊主ではありません。いちおう仏教学者で、ご人は「仏教者」と言われています)ひろさちやさんのに載っていたものを読んでの私の感想だ。 いま、これを見て(読んで)思った。ちっとも自分の死生観は進歩していないなあ、と。 でも、「これでいいのダ!」 「真実は、美と同じくシンプル」 あれから2年たったが、自分なりに触れた死生観の言葉。なかには気にいったのがあったが、それらはけっきょく、「言いまわしは複雑、長く、違っていたが、別な言葉に置きかえただ

    2017.5.18 エピクロスの言葉 - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/05/18
    "患者を医療づけにし“死”を怖いものにする" ルソーも同じことを言っています.息子がガチガチの医療で生かされている身としては厳しいのですが,医療がなければそもそも生がなかった.だから良しとします ^^
  • 2017.5.11 「偶有性」④ - カメキチの目

    カメキチの目 先に「他でもあり得た」といったけれど、 それは自分が自分であった必然性はないということだと茂木さんは述べていた。 彼(彼女)とめぐり会っていなく、他の彼(彼女)といっしょになっていたかもしれない。あの学校に行っていなくこっちの学校へ、この会社に就職していず、あっちの会社にいっていたかもわからない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その際、私が他の誰かでもあり得たとき、その誰かと私は、同じように人として尊重されなければならない。 彼(彼女)と私は「等価」なのである。対等である。 つまり、「もし私がAさんだったなら…」 Aさんの気持ち、立場をていねいに想わなければいけないということだろう。 茂木さんは書いている。 「…このような仮想の背景にあるのは、他人にも自分と同じようにうち震える意識があるという前提である。『今、ここ』に自分がいるという逃れようのない思い。

    2017.5.11 「偶有性」④ - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/05/11
    ありがとうございます.偶有性は,他者にもなりえたという所まで発展するのですね.AIに関する記述も,秀逸です.是非本を読みたいと思います.
  • 2017.5.4 「偶有性」②  - カメキチの目

    カメキチの目 このは学術書ではない。 著者の茂木健一郎さんは脳科学者だけど、「右脳が…左脳が…」とか「大脳皮質頭頂部が…」という解剖学的な、読者の頭がガチガチになってくるような専門的な語彙はあまり使わず、やさしい言葉で語りかけてくる。 話の内容は、脳科学による生き方のヒントみたいな感じ。 私は、の題名にもある「偶有性」という言葉にこのではじめて接しました。 この言葉・概念のほかに「クオリア」というもの(こっちも名前だけ聞いたことありました。「なに、『クリオネ?オホーツク海と関係あるのか』と勘違いした)も使って「生命」の働き、つまり「生きる」ということを述べられます。 読みはじめからそう感じさせ、長続きが苦手の私だが、踊るような気持ちが最後まで続き、完読した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー はじめは、「偶有性」とは何か? ということが平易に書かれる。 「生きる」ことは

    2017.5.4 「偶有性」②  - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/05/05
    偶有性は初めて知りましたが,難解な概念ですね汗.確かに,一度きりである人生を振り返ることは,偶有性への理解との親和性が高そうですね.小生にはもっと経験が必要です.本の内容にも興味が出ました.
  • 2017.4.27 桜 さくら - カメキチの目

    カメキチの目 ♪ さくらー さくらー やよいのそーらも… ♪ 先日は、温泉に桜がかさなって、ほんとに「いのちの洗濯」になった。 その温泉は大昔、伊勢神宮に参る人たちが娯楽をかねて身を清めたらしく、清少納言の『枕草子』にも出てくるとのこと。平安のころにも人びとは桜を心待ちにしていたと、『枕草子』のことについて書かれたを読んだツレが夕べ話してくれた。 日にうまれ、日人として生きるということに、桜は欠かせないのだと歳とるごとにだんだん強く感じてきたが、自分にもそういうDNAみたいなものが流れているのかな。 西行法師の 「願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃」 のように死にたいな。 桜とのつき合いは、現代の私たちのほうが多いが(園や学校に入ったり出たり、人生の節目ふしめにはそばに桜がありました)、濃く深く味わったのは、だんぜん西行だろう。 ちりとてちん

    2017.4.27 桜 さくら - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/04/28
    美しいですね.素晴らしい写真です.癒やされました.
  • 2017.4.20  「任運自在」 - カメキチの目

    カメキチの目 きょうは禅語です。 たまには社会から隔絶(ムリでも)し、気分だけでも仙人になり、じっくり内に向きあおう。 任 運  自 在 (にんうん じざい) その通りに読めば、 「運(命)」に任せば 自由自在ということ。 「宿命」といえば一方的に与えられっぱなし、選択の余地がなくなるイメージが強くなります。自分の無力感におしつぶされそうになります。 ところが、「運(命)」といえばちょっと自分でなんとかできそうな気配がします。 あくまでちょっと、ちょっぴりですが… その「ちょっと」が、ややこしい。 問題は、どこまで精進するか。 どれほど努力したら満足、なっとくするのか。 「努力」や「精進」したからといって、成功、成就するとは限らない。 そんなことはわかっているのですが、それでもなお目的達成しないのは努力が足りないのだと自分を責める方がおられます。それはそれで立派な態度とは思いますが… 「運

    2017.4.20  「任運自在」 - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/04/21
    いつも心が表れる題材をありがとうございます.やっぱり禅語には癒やされます.流れに身を任せるのもよしですね.
  • 2017.4.5  『強い者は生き残れない』 - カメキチの目

    カメキチの目 実生活が単調で、動くことがきわめて少なく、ナマコ然としています。 ずっとナマコでいたいのですが、「銃剣道」も「教育勅語」もあり、おだやかではおれません。 「銃剣道」「教育勅語」 誰が何のために、こんな、今まで持ち出されなかったようなものを出してきたのでしょう? 初めから横道にそれ、すみません。 ブログを始め、狭いせまい自分の世界が広がった。 なかに、生物のことを書かれている方がいる。その方のおかげで、「生物」について知りたいと思うようになった(「少年シニア」さん、ありがとうございます)。 『強い者は生き残れない』というを読んだ。 「きっと題名にひかれたんだろう」と想われたでしょうが、そのとおりです。 著者は吉村仁という生物学者。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー また題から少しはなれますが、前置きとしてお聞きください。 私の10代の終わりころ、ベトナム戦争

    2017.4.5  『強い者は生き残れない』 - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/04/08
    確かに,欲や執着とは,人類がセカセカと構築した「発明」に起因しているんですよね.無理に強者になろうとせず,もっと流れに身を任せていたほうが,全体として皆豊かな生を送れるのかもしれませんね.
  • 2017.3.16 フェーク - カメキチの目

    カメキチの目 ずっと前のことだが、「フェーク」がどうのこうの…とテレビが言っていた。 フェーク? ネット辞書で調べたら、 〔いかさまの意〕 ① 模造品。にせもの。 ② アメリカン-フットボールで、攻撃側の選手が相手をだますためにしかける行為。 ③ メロディーをある程度の装飾的な変化をつけて演奏すること。 とあった。 (ニュアンスは違うが)「ウソ」である。ようするに事実ではないということか。 自分の側につごうのいいように、事実をねじ曲げるということでもあろう。手が込んでいるんだな。 「ウソも方便」ですませられる、そんなカワイイものではないようだ。 私は来的にいい加減だからか、「ウソ一般」が悪い、いけないとは思っていない。 この点で、細かいことにもうるさい(ウソはいけないと言う)ツレとはよくケンカしました(いまも)。 だから「ウソも方便」はありうる(正しいとは思わない)と信じている。ただし、

    2017.3.16 フェーク - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/03/19
    嘘も方便.法華経で重視された考え方ですよね.使い所さえ見極めれば,人を幸せにするための立派な方法論となる.教訓と致します.
  • 2017.3.9 (私の)障害って? - カメキチの目

    カメキチの目 きょうはまた、自分の身体の障害について書こうと思った。 私の3年半くらい前の記事をクリックされた方がおられたことがきっかけです それは2013.9.20で、タイトルは「『障害』って?」というもの。けれど、障害一般のことではなく、自分個人の障害についての記事で、ご期待にはそえなかったと思う(不適切なタイトル名ですみませんでした)。 わざわざクリックしてお読みくださった方は、生まれつき身体に重い障害を抱えた幼い子どもさんをご家族みなで力を合わせ育てながらも、「障害児(者)と社会」のことについて積極的にご自分の声を発信されているステキなお父さんです(よろしかったら、「kikuo_tamura」さんと入力されるとこの方のブログが開きますので、お読みくださると嬉しいです。 私は「CALMIN」さんという、同じくステキなお母さんのブログの愛読者でもあります。こちらもお読みくださると嬉しい

    2017.3.9 (私の)障害って? - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/03/09
    不束者の小生をご紹介頂き,恐縮です.カメキチさんも大変な苦労をされたのですね."障害も個性のうち… というけれど、(中略)、無いにこしたことはない。" その通りです.あとは前向きに捉えるのみですよね!
  • 2017.3.6 『見えない貧困』 - カメキチの目

    カメキチの目 何かを見ていたら、何かは見えない。 あることに気をとられていたら、注意していたら、ほかのことには気が向かない。 あたり前のことですね。でもふだんの生活はそれに追われていて、なかなかじっくり思うことではありません。 『見えない”貧困”』(2月12日のNHKスペシャル)は、見ようとしない限り、見えないに違いない。 安倍首相や政権の面々には、貧困は見えているはずです。 見えていても「見えないフリをする」しかないのでしょう。 見えるのは日国経済(大企業)とトランプの顔色だけ。一挙手一投足にビクビク… もちろん、日は自由主義社会なので、何を見ようがどこを向こうが「自由」。 何に価値をおいても自由。 かの独裁国も戦前の日も、自由はなかったので「見る」ものも「向く」向きも決められていた。現代でも森友学園のように、子どもを同じひとつの方向に向かわせようとしている。 その点で、北朝鮮も旧

    2017.3.6 『見えない貧困』 - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/03/06
    20年先も子どもたちが笑顔で暮らせる社会を構築するのが,我々世代の役目だと思います.私には世界を変えるような大きなことはできませんが….少なくとも,身の回りでできることから取り組むことが第一歩.
  • 2017.3.2 枯木裏の龍吟 - カメキチの目

    カメキチの目 ー 枯木裏の龍吟 ー 先日のこと。敬愛している方のブログ記事にうろ(洞)のある枯木の写真があり、禅語「こぼくりのりゅうぎん」を想わせました。 有名な禅語録の『碧巌録』に、ある雲水(修行僧)に「仏道とは何ですか?」と訊かれて中国の香厳(きょうげん)禅師がそう答えたとある。 枯れた木には腐ってできた空洞がよく見られるが、風が当たるとまるで枯木がないているよう 「リュウ~リュウ~♪…」 まさに龍が吟じている。うたっている。 木は立っているだけで、土砂を護ったり、二酸化炭素を吸って酸素を吐いたり、 傍にあるだけで、安らかな気持ちにしてくれたり、木陰をつくり憩わせてくれる。 そして枯れたら(死んだら)、虫などの巣となり、「龍吟」の音、枯れたからこその色・形で人間を楽しませてくれる。 そしていずれは自らが生まれたところの土に還り、その土を肥やし、新しい生命に繋がっていく。悠久で雄大な大自

    2017.3.2 枯木裏の龍吟 - カメキチの目
    MoriKen254
    MoriKen254 2017/03/05
    禅語,いいですね.無我となり,ただ黙々と社会貢献する.そういう境地にたどり着いたら,どれだけ世界の景色が変わることでしょう.まずは瞑想で無我のプチ体験をするくらいが私の限界….
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