『不入斗の由来』 全国に難読な地名は数多くある。 市原市にも「廿五里(ついへいじ)」「海士有木(あまありき)」を代表格として数多くある。 我姉崎(旧姉崎町)にも超難読地名がある。「不入斗」がそれである。(左地図の網掛け地域) 予備知識無しに、これを「いりやまず」と読める人はまずいないであろう。 全国にも同じ、または似た地名はあるようだが、地名の由来は明確ではない。 当館の「地名辞典」では地名の由来を ①谷間の入口を「入山瀬(いりやませ)」といったのが転化した。 ②「斗」は年貢のこと。年貢免除のところ。(大名のお狩場であった) と紹介している。 しかし、この「不入斗」の地名について、その由来を解明した資料がありました。 不入斗の住人が、新聞紙上に発表された「不入斗の由来」の論文の内容に激怒し、 自ら、文献を調べ、南房総の同名地区を踏査し、その研究成果を世問うたものです。 この「激怒した不入斗