大阪府警富田林署で勾留中に面会室の仕切り板を壊して逃げたとして、加重逃走などの罪に問われた樋田(ひだ)淳也被告(32)に対し、大阪地裁堺支部は8日、逃走を含む17事件を有罪とする部分判決を言い渡した。逃走前の窃盗1件は無罪とした。被告側は第三者が仕切り板を壊したと主張したが、安永武央裁判長は「荒唐無稽(むけい)で信用できない」と述べ、加重逃走罪の成立を認めた。 堺支部は今後、裁判員裁判の対象となる強盗致傷など3件を審理し、計21件について最終的な判決を7月に言い渡す予定。 この記事は有料記事です。 残り327文字(全文566文字)