番台で普段どおりに接客する戸嶋のり子さん(右)=三重県熊野市木本町で、2022年3月15日午後3時11分、下村恵美撮影 三重県南部の東紀州地域で唯一営業している熊野市木本町の銭湯「みはま湯」が5月24日で64年の歴史に幕を下ろすことになった。3月15日午後、入り口に「閉店のお知らせ」を張りだした。それを見た常連客は、突然の発表に驚くばかり。週に2回は利用するという、地元の酒井きよ子さん(87)は「さみしい。何も知らなかったので、これからどうしようかと思っとる」と動揺していた。 みはま湯は1958(昭和33)年に先代の故・戸嶋崟之(たかし)さんが開いた。30年ほど前に息子の崟一(たかかず)さん(77)が2代目を継承した。2019年には、近くにあった「ときわ湯」が廃業。その後は、地域の「唯一の銭湯」として営業を続けた。脱衣所の瓶ジュースやあんま機など「昭和」の雰囲気が残る銭湯として愛されてきた
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