ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (26)

  • インフルエンザ・シーズンの定番のお話 - 新小児科医のつぶやき

    診察室に入るなり開口一番、 熱があるからインフルエンザの検査をしてもらうように園(保育所、幼稚園)で言われました。 この手の要求は年々増えている気がします。これも診察室段階でなく受付段階で起こっている事も多々あります。でもって、これをどう解釈するかです。私は開業医ですから、そうそう無碍にはできませんので、そういうアドバイスをもらったぐらいで対応しています。インフルエンザを疑って検査するかどうかは、診察の上であくまでも医師が決めると言う体裁を取っているわけです。そいでもって、インフルエンザの可能性があり検査を行う方向に進めば角も立たないのですが、そうでないケースが少々困ります。だって、まだ37度代前半で結構元気だったりするれば、 診察時点ではインフルエンザ以外の可能性も高い もし結果的にインフルエンザであったとしても検査のタイミングが早すぎるその旨を説明して「検査は行わない」と告げる事になり

    インフルエンザ・シーズンの定番のお話 - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2014/01/15
    「熱があるからインフルエンザの検査をしてもらうように言われました」。あるある。これままだましで「(家族に発症者が出たから)熱はないけどインフルエンザの検査をしてもらうように言われました」という事例も。
  • たとえ条件付きでも「自宅出産が安全である」とは認められない(?) - 新小児科医のつぶやき

    モトネタは、 たとえ条件付きでも「自宅出産が安全である」とは認められない(?)医師や医療関係者 このレベルから反論が必要なのは毎度の事ながら面倒くさいのですが、徒然に頑張って見ます。このtigetterの冒頭に掲げられているのが 自宅出産の周産期死亡率は病院での出産となんら違いがない上に、病院での出産よりも、自宅出産の方が重度の裂傷や産後出血の確率も、胎児を蘇生しなくてはならない確率も低い(つまり自宅出産の方が母体への負担が少ない)という研究データがあります。 Outcomes of planned home birth with registered midwife versus planned hospital birth with midwife or physician (2009) http://www.cmaj.ca/content/181/6-7/377.abstract O

    たとえ条件付きでも「自宅出産が安全である」とは認められない(?) - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2012/11/20
    「たとえ条件付きでも「自宅出産が安全である」とは認められない(?)」。「日本の2倍以上の周産期死亡率があるアメリカやカナダの論文を示されても「だからどうした」以上の反応を行なうのは非常に難しい」。
  • 調査依頼案件報告 - 新小児科医のつぶやき

    いくら頼まれても気が乗らないものは調べもしませんし、書きもしません。そのうえチラッと見ただけでウンザリしそうな案件だったのでパスのつもりだったのですが、少しだけ調べてみると案外書きやすそうだったのでトライしてみます。 ■元の調査案件・アメノウズメ塾 まずスタート点です。つくい助産院「助産師愛ちゃんのひとりごと」10/20付「目から鱗」より、 信じる信じないは、個人の自由です。 ただ、これから子どもを産み育てていく女性は知っていた方が良いと思い、助産院のブログですがあえてここに貼り付けます。 私達に知らされていないこと、気付いていないことが沢山あるようです。 生まれてくる子供のために、今の子供たちが、当の意味で幸せになれるように私達が知っていた方が良いことです。 ぜひ、下の動画を見てみて下さい。 非常に長いので、少しずつ見てみて下さい。 何度も言いますが、信じる信じないは、あなた次第です。

    調査依頼案件報告 - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2012/11/02
    リチャード・コシミズ系の動画を信じちゃっている助産院のブログについて。助産師が911陰謀論を信じてもいいけど(ほんとはよくないが)、「人口削減計画 ワクチン」なんて話を信じちゃダメだよな。
  • かなりミステリアスなあの村への赴任医師 - 新小児科医のつぶやき

    はっきり言って出遅れました。それでも遅まきながら調べだしたのですが、結論を先に言っておくと実にミステリアスです。お名前は西村勇氏であるのと、現在71歳であられる事、そして赴任前は帯広市に住まわれていた事ぐらいしか情報がありません。著書とされる人間現象の哲学的および実験的研究の内容の一部が話題になっていますが、マスコミ情報と著書情報ぐらいしか見つからないです。 著書の内容については既に「話題沸騰」状態で、あんまり付け加えられる事は残っていないのですが心理学にはかなり造詣が深そうだです。著書の内容を素直に信じれば、対面する相手の不快感情とか怒りの感情を完全に分析対象に出来る人間です。こういうタイプの精神科医は個人的に知っているので、実在してもおかしくはないと思います。 経歴について出回っている情報のソースはどこも同じで著書紹介にある、 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 西村/勇 19

    かなりミステリアスなあの村への赴任医師 - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2012/10/05
    検索してもタッチ案件ばかり出てくる。
  • 船瀬俊介氏の御紹介 - 新小児科医のつぶやき

    私はこういうブログを書いている関係上、とくに違和感を感じる系の医療ソースを漁る時によくお出合いする名前です。実にあちこちにお名前が出てこられます。つうかそういう系統にはどうもネットワークがあるらしく、色々手繰っていけば同じようなメンバーに巡りあえるとした方が適切です。船瀬氏も御常連であられます。そういう意味ではそういう系統の大物と評価しても良いのかもしれません。 私には常識ですし、この手の情報に少しでも詳しい方なら常識と思っていますが、よくよく考えれば当ブログで御紹介した記憶がございません。「今さら」感が強すぎて、もうエエだろうです。そうしていたのですが、NATROM様が8/16付で船瀬俊介氏「日の平均寿命統計は捏造である。実際の平均寿命はせいぜい50〜60歳程度」がなかなか興味深く、良い機会と思いますから二番煎じでご紹介としておきます。 ソースはYouTubeだそうなのですが探してみる

    船瀬俊介氏の御紹介 - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2012/08/20
    船瀬俊介氏の御紹介 - 新小児科医のつぶやき。「多くに人は既に常識と思っていますが、もしご存じない方がおられましたら、船瀬氏の「人となり」を知る機会になられたと言う事で幸甚に存じ上げます」。
  • 幼児の不慮の事故を調べてみる - 新小児科医のつぶやき

    ■最近のデータ 幼児とは定義上、1〜4歳の子どもを指します。幼児の事を考える前に、世の中にどれだけの数の不慮の事故による死亡が起こっているから人口動態統計からピックアップして見ます。 年 1997 ・・・ 2005 2006 2007 2008 2009 0歳 278 ・・・ 174 149 127 144 124 1〜4歳 422 ・・・ 236 207 177 163 148 5〜9歳 314 ・・・ 230 169 150 128 138 10〜14歳 185 ・・・ 150 106 124 114 92 15〜29歳 4223 ・・・ 2249 2011 1796 1578 1532 30〜44歳 2763 ・・・ 2529 2322 2163 2104 1997 45〜64歳 9104 ・・・ 7571 6940 6392 6217 5952 65〜79歳 11019 ・・・ 1

    幼児の不慮の事故を調べてみる - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2011/03/10
    不慮の事故による幼児死亡の経時的変化について。労作。
  • 行ってしまって、終わった人のお話 - 新小児科医のつぶやき

    にゃご様からの情報です。 いまさらではありますが、かの御仁についての新ネタをご紹介します。 地元の市医師会へ産婦人科医会から質問状が突きつけられました。 なにかというと、これです。 糸島産屋プロジェクト 発起人 http://www.itoshimaubuya.com/staff 読売新聞の記事 http://goo.gl/vcrCP 映画「玄牝」でも話題になった、あの吉村医院をモデルに 「産屋うぶや」なるものを作る事業を、信友先生は推進しておられるようです。 http://goo.gl/AmJE5 とりあえず1/18付読売記事を起します。 糸島市に「産家」を 自然なお産に備えて心と体を整える場として、糸島市で「産屋」をつくろうという計画が動き始めている。児童虐待などの子育てを巡る問題が深刻化する中、母親となる女性やその家族に新たな命を産み育てる力を養ってもらおうというのが狙い。(向井由布

    行ってしまって、終わった人のお話 - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2011/02/19
    Yosyanさんも信友先生の話を取り上げた。「吉村医院式が成功する最大の鍵は、薪割りとか、畑仕事ではありません。吉村式で不可避になる新生児死亡率の上昇と、それに伴うトラブルを回避させる技です」。
  • 尊厳誕生 - 新小児科医のつぶやき

    【子育ちバイブル9ヶ条】vol.203 尊厳誕生(1)より逐次引用注釈を加えてみます。 こんにちは。 「尊厳死」という言葉を、よく聞くと思います。 尊厳死とは、人間としての尊厳を保ちながら死ぬことで、「安楽死」とは違います。 この尊厳死は、人としての当然の権利であるとされています。 ここは日尊厳死協会から引用します。 尊厳死とは 傷病により「不治かつ末期」になったときに、自分の意思で、死にゆく過程を引き延ばすだけに過ぎない延命措置をやめてもらい、人間としての尊厳を保ちながら死を迎えることです。 安楽死とは違います 安楽死は、助かる見込みがないのに、耐え難い苦痛から逃れることもできない患者の自発的要請にこたえて、医師が積極的な医療行為で患者を早く死なせることです。 安楽死と尊厳死の線引きはなかなか厳しいようで、尊厳死は無駄な延命措置をやめる事を意味はしますが、癌などの耐え難い苦しみから逃げ

    尊厳誕生 - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2011/02/11
    行き過ぎた自然分娩賛美に、Yosyan先生がマジレス。
  • リテラリシーを巡る話題 - 新小児科医のつぶやき

    話の題材はkoume様の読者のリテラシーと発信者のリテラシーからです。この話の構造はちょっと複雑と言うかkoume様も当初勘違いされている部分があるので、私の見解を適当に混ぜながら話を進めます。 koume様が激怒(に近い印象)したのは、 若手農業人主体で作られている雑誌「Agrizm」を発行している農業技術通信社 Agrizmはこの後はアグリズムと表記しますが、ここのオカルト農法探検隊なるコラムコーナーみたいなものがあるそうです。どういう趣旨のコラムかと言うと、 「農業の生産現場で起こる不可思議な現象を、「科学的に解明できなくても、農業経営に役立てばいいじゃないか!」と開き直ってレポートするものです。」だそうです。 そこでkoume様が発見したというか、どうも農業関係者が話題にしたコラムが 植物を治療する方法「ホメオパシー」 ここもまた事実関係が煩雑なんですが、農業技術通信社はアグリズム

    リテラリシーを巡る話題 - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2010/11/02
    農業技術通信社の「読み手にリテラシーがあればいいのではないですか」問題。意外なところに先を越されてしまった。
  • ホメパチ協会の思考様式を推理遊戯する - 新小児科医のつぶやき

    あんまりホメパチ協会の事を書くと「ネタ切れか!」みたいな批評が出るみたいです。これは間違っていない指摘で、ネタ切れかと言われれば、年中ネタに困っていますから、その批評は必ずしも的外れではありません。書くネタに溢れて選択に困るみたいな状況は年に何回もありませんからね。あえて弁明しておけば、ホメパチ問題を取り上げているのは「ネタ切れだけが理由でない」とぐらいはさせて頂きます。 それはともかくホメパチ批判が強くなればホメパチ支持者から反論はあるわけで、うちのようなブログにも支持者からのコメントが入ります。 ホメオパシーの現実について、日を離れた情報も考慮したのでしょうか? イギリス、フランス、インドなどでは、とても普及しています。 日学術会議で何と言おうと、私自身、娘、周囲の多くの人が、長年に亘って、それぞれ異なる病が、ホメオパシーでの治療で完治に至った事実は、事実ですから、否定できません。

    ホメパチ協会の思考様式を推理遊戯する - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2010/09/03
    本論とはまったく無関係だけど、ホメオパシーを「ホメパチ」と略すのはわりと珍しいと思います。普通は「ホメ」と略します。ホメパチだと、パチもん的響きがしていいですね。
  • 朝日記事 good job - 新小児科医のつぶやき

    マスコミには批判的な立場になりがちですが、良い仕事をしたときには素直に評価します。今回取り上げる記事は、 「ホメオパシー」トラブルも 日助産師会が事態調査 この記事についての評価はNATROM様のところを引用させて頂きます。 記事の内容は、ほぼ文句のつけようがない。7月上旬に各助産師が提訴されたことを各紙が伝えた記事では、「自然療法」とだけあって、「ホメオパシー」という言葉はなかった(後に読売新聞は7月31日の解説記事で「ホメオパシー」について言及した)。日の朝日の記事では、記事見出しに明確に「ホメオパシー」と書かれている。「推進団体の日ホメオパシー医学協会」と、団体名を明確にしたことも評価する。これまでの報道では、「予防接種などを否定する傾向の強い普及団体」「自然療法を提唱する民間団体」「自然療法の普及に取り組む団体」などとされ、団体名は明記されていなかった。 初期報道の段階ではホ

    朝日記事 good job - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2010/08/06
    「1/1700で我が子が死亡するかしないかをキチンと説明されていたのでしょうか。またVitKを投与すればほぼ100%の予防が可能であり、レメディは単なる砂糖粒に過ぎないこともキチンと説明されたのでしょうか」。然り。
  • 34分ルール - 新小児科医のつぶやき

    総務省消防庁が公表したとされる「心肺停止状態の患者の搬送・受け入れ実態調査」がまだWwb上に公表されていませんので、そこは予めお断りしておいて、ソースを2/16付ロハス・メディカルに頼ります。とりあえずの結論として、 消防庁は同日開いた救急搬送に関する有識者会議に、12月1日から14日の間に搬送された5020人に関する速報値を報告(左表)。搬送一カ月後の生存率は現場滞在時間が36分以上、社会復帰率は34分以上になるとそれぞれ0%となるものの、"エピソード"で言われるような、滞在時間の経過とともに社会復帰率や生存率が低下で推移していく様子を示すものではなかった。 つまりと言うほどのものではありませんが、現場滞在時間が34分以内であれば社会復帰率に差がないとのデータを示しています。調査対象はどんなものかと言うと、 消防庁は昨年12月、国内で救急搬送された心肺停止状態の患者 どういう調査と言うか

    34分ルール - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2010/02/20
    こんなところにも牛疑いが。
  • 3割も知っている - 新小児科医のつぶやき

    7/5付ロハス・メディカルより一部引用します。 しかしアンケートによれば、これらの規定を回答者の69%が知らなかった。その裏返しとでも言うべきか、21%が明らかに法律違反となる月に5回以上の当直に従事していると答えた。また当直の翌日は、手術を含む通常勤務を行っているとの回答が94%を占めた。週の労働時間が80時間を超えているとの回答も29%あった。 一部引用のためこの部分だけでは判じ物ですから、注釈を加えておくと、アンケートは消化器外科学会が行い、質問は「労基法を知っているか?」です。ロハスの記事では「69%」も知らないと嘆かれていますが、私からすれば 「3割」も知っている この事に驚かされます。3割の知識の濃淡は知る由(手を抜いても裏を取っていません)もありませんが、労基法は労働者にとって重要な法律とは言え、労働者の常識と言える法とは言えません。私個人の感覚としてはかなりマニアックな知識

    3割も知っている - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2009/07/12
    私が知ったのは2005年11月ごろ。医局秘書に「労働基準法によって、日直は月に一回までと決まっているので、誰か他の先生と交代するなりして調整せよ」と言われたのがきっかけ。
  • 尼崎の続報 - 新小児科医のつぶやき

    尼崎の事件の産経報道ですが、まず1/8付第一報 尼崎医療生協病院、医療過誤で女性死亡 兵庫県尼崎市の尼崎医療生協病院で昨年12月、肝硬変で入院していた同市内の女性患者=当時(35)=が、腹水を抜く際に誤って針で血管を傷つけられたことが原因で亡くなっていたことが7日、分かった。病院側は「血管を刺したことで出血が止まらず亡くなった」とミスを認め、遺族に謝罪した。 同病院によると、女性は昨年11月27日に入院。12月4日午前10時ごろ、主治医が立ち会い、男性研修医が腹部にたまった水を抜き出すため、針(直径約1・2ミリ)を左下腹部に刺した。1度目では水が出ず、2度針を刺したという。 女性は同日夜から針を刺された下腹部が皮下出血で赤くなり、出血が止まらなくなるなど容体が急変。6日から病院側は輸血を開始したが、16日に女性は亡くなった。死因は出血性ショック死だった。 病院側は「1度目に針を刺したときは

    尼崎の続報 - 新小児科医のつぶやき
  • 産経の編集権 - 新小児科医のつぶやき

    産経、朝日、タブロイド、神戸(のぢぎく県ローカル紙)の4紙が同じ医療事件を取り上げています。全部引用すると長いので病院側コメントの部分に注目して引用してみます。 1/8付産経新聞では、 病院側は「血管を刺したことで出血が止まらず亡くなった」とミスを認め、遺族に謝罪した。 病院側は「1度目に針を刺したときは出血は確認できなかった」としているが、この際に血管を傷つけた可能性が考えられるという。 島田真院長は「主治医も立ち会っており、態勢に問題はなかったが、肝臓が悪いため出血しやすい状態だったなど危険性をしっかりと説明するべきだった。このようなことが2度とないよう取り組みたい」としている。 1/8付朝日新聞では、 同病院は「結果的に力が及ばずに極めて残念」とコメントし、遺族にも謝罪したという。 島田真院長は「腹水を抜く方法、態勢に問題はなかった。肝硬変の症状が悪化しており、出血後、患者の体に負担

    産経の編集権 - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2009/01/11
    尼崎の腹水穿刺後の出血性ショック事件について、各紙の記事比較。産経が一番ひどい。
  • 医療システム教授は精神論がお好き - 新小児科医のつぶやき

    今年最後のエントリーに日医療政策機構の医療政策 新政権への緊急提言第8回「医師は被害者意識を捨てよ」 を取り上げて見ます。年末最後のネタとしては誠に遺憾なんですが、そういう年であったという事でお目こぼしください。それと原文もソコソコ長いのですが、内容が話題豊富と言うか、一面ブービートラップの巣と言うか、吉新喜劇のギャグ満載と言うものですので、パーツで見る各論編と全体を見直した総論編に分けて解説します。私の記憶している限り2007.11.28付産経新聞社説に匹敵するぐらいの物凄さだからです。 ■各論編 提言は質問は対する答え方式で、質問内容は、 医療政策における重要課題、そして課題解決の方法などについてお聞かせください。 医療政策課題にまつわる5つのキーワードを教えてください。 課題解決を実現するための財源確保の方法は? 課題解決のためにご自身が行っている、あるいは行おうとしていることを

    医療システム教授は精神論がお好き - 新小児科医のつぶやき
  • 15人のユダ書・医師余剰根拠編 - 新小児科医のつぶやき

    予算委員会柳沢答弁の聖典に用いられた厚生労働省御謹製の「15人のユダ書」(医師の需給に関する検討会報告書)より医師余剰根拠編注釈をお届けします。まずはこの書の成立に関わった15人の名前から、 池田康夫慶應義塾大学医学部長 泉 陽子茨城県保健福祉部医監兼次長 内田健夫社団法人日医師会常任理事(第13回〜) 江上節子東日旅客鉄道株式会社顧問 川崎明徳学校法人川崎学園理事長、社団法人日私立医科大学協会長 小山田恵社団法人全国自治体病院協議会長 水田祥代国立大学法人九州大学病院長 土屋隆社団法人日医師会常任理事(第1〜12回) 長谷川敏彦日医科大学医療管理学教室主任教授 古橋美智子社団法人日看護協会副会長 田麻由美読売新聞東京社編集局社会保障部記者 矢崎義雄 (座長) 独立行政法人国立病院機構理事長 山修三社団法人日病院会会長 吉新通康東京北社会保険病院管理者、社団法人地域医療

    15人のユダ書・医師余剰根拠編 - 新小児科医のつぶやき
  • 改めて読売捏造新聞を弾劾する - 新小児科医のつぶやき

    奈良事件裁判の傍聴記が早くも出始めています。さすがに一晩で全部と言うわけには行かない様ですが、もの凄い勢いなので今週中には全てそろうかもしれません。現時点でも興味津々なのですが、もうちょっと我慢して、全体像が見渡せるようになってから解説したいと思います。ここで個人的に問題なのは今週末に院内旅行があるため、休載するだけでなく構想を練る時間も無い事です。こればっかりはどうしようもないですね。 そういう訳でもないですが、去年にやった問題の奈良事件のカルテ不正流出問題を改めて振り返りたいと思います。まず誰もが忘れてはならない鉄の大前提です。2007.4.30付け日刊スポーツ記事の一部から引用しますが、 遺族側は「報道陣に公開したのは、出産のために入院した昨年8月7〜8日の『看護記録』だけ。カルテなど公開してない。さらされた情報には、遺族も知らない通院中のカルテの内容が含まれ、病院関係者しか知り得な

    改めて読売捏造新聞を弾劾する - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2008/07/15
    「行間まで細心の注意を払って」書かれている。読売新聞を弾劾しているんじゃないんだよ。
  • アナリスト - 新小児科医のつぶやき

    アナリストとはなんぞやになりますが、 精神分析医。 企業や産業界の動向を調査・分析して、投資家に役立つ情報を提供する専門家。証券分析家。 社会情勢分析家。アナリストの前に「経済」をつけた場合、2.に該当する職業と考えられます。投資の助言屋みたいなものでしょうか。辞書の定義からは自分で投資する職業とは思えませんから、印象としては競馬場におられる予想屋の投資版としても大きな間違いはなさそうです。どちらも自信たっぷりに予想を語り、その予想で商売を行い、さらにその結果について責任を負わないのは非常に類似しています。 競馬の予想屋が競馬場で予想を売る事には競馬ファンも文句を言いません。その予想を買うか買わないかも勝負の内です。同じように投資家が経済アナリストの予想を信じて投資を判断するかどうかも投資家の自己責任です。共通しているのは予想屋や経済アナリストの予想には天気予報程度の信頼しか寄せておらず、

    アナリスト - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2008/05/28
    森永卓郎の馬鹿っぷりを再確認した。
  • 行きはヨイヨイ、帰りは・・・ - 新小児科医のつぶやき

    NATROM様のコメント欄で見つけたものです。 山形ミクラス 2008/03/01 21:05 初めて書き込みさせていただきます。それなのに、話題がちょっとずれていて恐縮なのですが。 朝日新聞投書欄(2月29日付だったと思います)にお医者さんの投書が載っていました。 以下要約>>>>> 患者さんご家族から往診の依頼があっておっとり刀で駆けつけたところ、大きな病院に入院する必要があり、救急車を呼び病院までの同乗を頼まれた。幸い患者さんはよくなったが、乗ってきた救急車は既に帰り、急いで出たため財布も携帯も持っていない。仕方なく、30分かけて歩いて帰った。仲間には消防防災ヘリに同乗して隣県まで行き、そこで身動き取れなくなったものもいる。患者への付き添いは医者としての義務だが、帰りの足も考慮してもらえないだろうか。 >>>>>要約終わり だいたいこんな内容でした。 いつもお医者様にお世話になってい

    行きはヨイヨイ、帰りは・・・ - 新小児科医のつぶやき
    NATROM
    NATROM 2008/03/03
    救急搬送医師同乗→置き去り問題。私は、帰りの救急車で送ってもらったり、タクシー(病院持ち)だったり。自腹切ったことはなかったな。