罵倒や揶揄やその他の明らかなネガティブワードには相対性はない。絶対的なものだ。そこに相対性を認めるとしたら、それは発した側の評価ではなく、受け取った側の評価であり、発するほうがそこにはじめから相対的な価値を置くこと自体がナンセンスであると言えよう。 また、ボーダーライン的な言葉に対して、ネガティブに受け止められたとき、本当にそこにネガティブな意思がなかったときにまず反省すべきなのは文脈が明らかでない状況でどちらにも受け止められる言葉を発した自分の行為に対してであり、相手が誤解したのであれば正せばよい。 罵倒に対して罵倒で返す。こちらが後の側だからその罵倒は正当化されるのか。そうではない。罵倒は罵倒であり、ただ罵倒をしたという事実のみが重要である。その罵倒が正当であり、また自らの意見の表明であるならば、それは順序性や相対性には全く関係ない*1。 同様に、「あっちの方がより酷いことを言った」と