公選法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた医療法人「徳洲会」グループの病院長ら16人が、職員に説明や謝罪をしていない徳田虎雄理事長(75)ら執行部の対応に抗議する緊急声明を系列病院に送付したことが30日、徳洲会関係者への取材で分かった。 徳洲会をめぐっては、強制捜査後に一部の理事を外して幹部会議を開き、捜査対策を協議していたことが既に判明。執行部批判がさらに強まる可能性がある。 関係者によると、声明文は四街道徳洲会病院(千葉県四街道市)の大嶋秀一院長ら16人が署名。「徳洲会グループの再生を願う有志の会」の名前で、全国の66病院や徳洲会東京本部などに送った。 声明文は「(徳田理事長らが検察に)徹底抗戦するという信じられない方針が幹部と職員に伝えられている」と指摘。「命令で選挙違反に従事させられた職員にさらに犠牲を強いるような行為に強く抗議する」としている。 さらに「選挙などでの違法な政