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ブックマーク / cruel.hatenablog.com (26)

  • 数年前のできごとなど。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    数年前に、確かあれは何かアート系の宴会だったと思うんだが、顔を出したことがある。ぼくはあまり有名ではないし、あまり知った顔もいなかったんだけれど、まあ何人かとちょろちょろ立ち話をするうちに、ぼくより少し若そうな――そうだな、五つくらい若かったのかな――人物とちょっと話をはじめて、しばらくとりとめもない会話をしたあとで、当然ながら名刺交換とは相成った。相手は、どっかの大学の英米文学の講師かなんかで、だったらぼくのことも聞いたことくらいはあるだろう、とこちらの名刺を出したところ…… 相手は突然顔色を変えた。 「え! 山形浩生さん、なんですか? あなたが??」 ぼくは一般にかなり怖い人だと思われているらしいので、ときどき外見が普通のおっさんなので驚かれることはある。でもその顔色の変え方と口調は、そういう純粋な驚きではなく、むしろ顔面蒼白のヤバイ感じの驚きだった。 そして彼はいきなり 「それはまず

    数年前のできごとなど。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    NOV1975
    NOV1975 2013/03/05
    なんかなりきりネタっぽい感じの空気感なんだけど…w
  • 石川『超心理学』:研究するだけ無駄そうにしか思えない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    超心理学――封印された超常現象の科学 作者: 石川幹人出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2012/08/29メディア: 単行 クリック: 70回この商品を含むブログ (7件) を見る テレパシーとか透視とかテレキネシスとか、いろいろ実験が重ねられて、なんかあるかもしれないような、とはいえビリーバーでもないけど頭から否定してかかるのはよくない、という。はあ、そうですか。 著者は真面目にあれこれライン実験とかガンツフェルトなんとかとかフォローして、統計的に有意な結果が出ている、という。でも、社会心理的に複雑な要因があれこれとやらで、うまく行くときはいってるみたいだが、いかないときはいかなくて、という。まあそこまではいいよ。でも、結局いまの物理や科学の通念には反する話だから、なかなか研究する人も出ないのが困りもので、だからまともな研究者が数百人しかいなくて、という。おやおや、それはか

    石川『超心理学』:研究するだけ無駄そうにしか思えない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    NOV1975
    NOV1975 2012/09/12
    他の分野でとんでも撒き散らすくらいなら自分たちで作った檻に閉じこもっていて欲しいと思わなくもない。
  • 『放射能を食えというならそんな社会はいらない』:おまえがいらない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    放射能をえというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言 作者:矢部 史郎発売日: 2012/06/29メディア: 単行(ソフトカバー) ゼロベクレル派宣言なんだって。シーベルトもなんか怪しい陰謀がらみだから信用できないって。でも、ふつうの品もふつうに放射線出しますんで、ゼロベクレル無理ですから。むろんこうした立場を取るのはその人の勝手だけど。そして事故直後には、こういうことを言う立場も、説得力はさておき、無理もないものだっただろう。でも、一年以上たった時点で、もはや単純にその当初の印象だけをふりかざすのは、思想家を名乗るのであれば (名乗ってるんだよ、この人) ダメだと思う。思想家というわりにあまり考えてない、というか考えていても、下手の考え休むに似たりで進歩がない。いまだに、放射「能」で人がこれから大量に死ぬとか気で言ってるに至っては、どうしたもんか。こういう脅しに荷担した

    『放射能を食えというならそんな社会はいらない』:おまえがいらない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    NOV1975
    NOV1975 2012/07/07
    極XXは思想を殺す。そんだけ。
  • 山形浩生 の「経済のトリセツ」  Supported by WindowsLiveJournal - それでも賃金水準は平均的な生産性で決まるんだよ。

    ガーナにでかけようとして成田空港でウェブにつないでみると、前回書いた物について池田信夫くんからご批判をいただいていた。ぼくの経済学は我流で付け焼き刃だから、ありゃまた失敗したかな、と冷や汗かきながら読んでみたんだが……困ったなあ、とぼくは機中でポリポリ頭をかいているのだ。だって、どこに文句があるのかよくわからないんだもの。 というのも、結局池田くんはぼくと同じことを言い換えているだけだからだ。物事にはいろんな要因があるので、その説明の順番はちがっているけれど、結局は同じことでしかないんだ。そして、池田くんの説明は、ぼくから見るとちょっとへたくそだ。というのも、明らかな循環論法に陥っちゃっているからだ。 同じことの言い換え まず、ぼくと池田くんが同じことを言っている、というのを示そう。池田くんはこう書いている。 コーヒーの価格は他の財・サービス(たとえばパン)との相対価格で決まるから、たとえ

    NOV1975
    NOV1975 2007/02/14
    少なくとも山形先生は興味を持たせる⇒勉強してみたくなるという点では圧勝だな。
  • 生産性の話の基礎 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    「ゴッドランドの経済学」で生産性の話を書いて、インドから戻ってきてみると反応がいろいろついてた。この連載はその意味で毎回楽しいね。もちろんそれが楽しいのは、読者のみなさんが有益で生産的な議論をいろいろ展開してくれるから……ではない。はてなブックマークにしてもトラックバックにしても、多くは単なるバカと無知の表明にすぎないものばかり。ぼくがまったく考えなかったような論点を指摘してくれるものなんてほとんどありゃしない。きみたち、ワタクシを震撼させるような議論ができないのかね!! ……って、できるわけがない。だってぼくが書いていることは経済学のほんの基礎の基礎で、考えられる反論や揚げ足取りはもう過去 100 年以上で出尽くしてるんだもん。でも、それはそれでありがたいのだ。というのも、何をぼくが説明しなきゃならないかがかなりよくわかるし、その説明内容がかなり基礎的なものでいいことが見えるからだ。 そ

    NOV1975
    NOV1975 2007/02/12
    ブックマーカー煽ってもw 生産性が高くて賃金の安い人がいるからこそ技術とそれに見合った高い付加価値をもった商品を生産する職人という商売が成り立つ?
  • ゴッドランドの経済学 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」  Formerly supported by WindowsLiveJournal

    年末から一月にかけてむちゃくちゃ忙しいので、また他人のふんどしに頼る。教育話の続きはまたおあずけ。今回もまたbewaad殿経由だけれど、一部でおもしろい議論が展開されているようだ。 http://bewaad.sakura.ne.jp/index.rb?date=20070202 生産性の高い人だけ集めたら、ものすごい生産力が実現できるとか、実はいまの世界に必要なものを作るには1/100の人手でいいはずだとか。楽しいな。ぼくも高校生くらいの頃に、よくそんなことを考えたものだ。 そしてそれは別にぼくが優秀だから思いつくわけじゃない。みんなそんな話を読んだことがあるはずだ。ある大きな災厄をきっかけとして、某特殊部隊の少佐が神に選ばれたものだけの王国――人呼んで神の国、ゴッドランドを作ろうとする、という話をたぶんどこかで見たことがあるだろう。堕落した無能な将軍どものいない、優秀で高潔な軍人だけの

    NOV1975
    NOV1975 2007/02/05
    論自体の是非はともかくとして、まず念頭においておくべき考えではある。