反政府の星 帰国したエルバラダイには、イスラム保守派から「死刑判決」も出ている(1月27日) Reuters エジプトで2カ月前に行われた人民議会選挙はまったくの八百長だった。ホスニ・ムバラク大統領率いる与党が圧勝し、野党が獲得した議席はたった3%だけ。信じられないことだ。 この結果に「失望した」とアメリカ政府は述べた。正直言って、私はアメリカが「失望した」としか言えなかったことに失望した。エジプト国民の気持ちを言えば、とても失望どころではなかった。 チュニジアで起きた「ジャスミン革命」に続いてエジプトで反政府デモが拡大するなか、ヒラリー・クリントン米国務長官はエジプト政府は「安定していて」「エジプト国民の正当な要望と関心に応える方法を探している」と語った。これを聞いて私はびっくりしたし、困惑した。彼女は、何をもって「安定している」と言うのか? 29年間も維持されている非常事態法、30年
2011/1/2810:38 ロシア空港テロ事件〜その背後にあるもの 廣瀬陽子 2011年1月24日午後4時半(日本時間同10時半)過ぎ、ロシアの首都モスクワ近郊のロシア最大規模の国際空港(日本航空を含む外国の航空会社36社、ロシアの29社、ロシアを除く独立国家共同体(CIS)の12社の計77社が乗り入れている)であるドモジェドボ空港で爆発が起き、35人が死亡(うち、少なくとも7人が外国人とされる)、約180人が負傷した。 ◇空港管理体制の甘さ◇ テロが起きたドモジェドボ空港は、筆者にとっては強い印象をもつ空港だ。数年前の出張の際に同空港で搭乗しようとした際に、警報が激しく鳴り、拘束された経験があるからだ。搭乗するはずだったフライトには乗れなくなり、預けていたトランクも回収され、文字通り厳しい身体検査と尋問を受けたが、警報の原因は、その2週間ほど前に受けていたアイソトープの検査だったことが
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