(追記:「青空文庫 for Reader」のページを作りました (http://tatsu-zine.com/aozora/)) 高校生か大学生か忘れましたが、学生の頃に読んで面白かった小説に、ヴィクトル・ユーゴー『レ・ミゼラブル』があります。岩波文庫の分厚い本で全4巻、豊島与志雄氏の翻訳でした。1987年に出た改訂版なので、装丁は新しい感じでしたが、昔の小説で比較的硬めの翻訳文なのに、ふつうにエンターテインメントな小説に仕上がっていて、これはすげーなーと思いながら頑張って読破した記憶があります。 豊島与志雄氏が幻想文学作家でもあり、またずいぶんと昔に活躍された方だと知ったのは、それよりもずっと後のことでした(たぶん日本幻想文学集成に名前が入ってて知ったような)。 ところで、ユーゴーはもちろん、豊島与志雄氏も亡くなられて50年以上たっており、そのためこの作品も青空文庫に入っていて、自由に読