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ソフトバンク・テクノロジーの情報漏えい、失意に沈む会議室の空気を変えた「一言」:セキュリティリサーチャーからの提案(後編)(1/3 ページ) 「インシデントが発生したら、社会貢献と考えて正しく情報公開を行うべき」と提案するソフトバンク・テクノロジーの辻氏。「MPOWER:Tokyo」で行った講演では、ソフトバンク・テクノロジーで実際に起きたインシデントと、その対応を紹介した。 マカフィーのセキュリティカンファレンス「MPOWER:Tokyo」で講演を行ったソフトバンク・テクノロジー プリンシパルセキュリティリサーチャーの辻伸弘氏。 レポート記事の前編では、2017年に流行した「WannaCry」などの例を挙げながら、「セキュリティの基礎を再度確認し、土台をしっかりすること」「個人情報以外も狙われることを知り、インシデントが発生したら、社会貢献と考えて正しく情報公開を行う」という、辻氏の提案
2017年も「Wannacry」をはじめとするランサムウェア騒動や「Apache Struts」の脆弱性など、企業セキュリティを脅かす事件が多発した。1億人以上の個人情報を漏えいしてしまったEquifaxの事件などは、記憶に新しい。 攻撃手法が進化し、巧妙になる中で、組織と人は、どう現状に歩み寄ればいいのか――。マカフィーのセキュリティカンファレンス「MPOWER:Tokyo」で、ソフトバンク・テクノロジーの辻伸弘氏は、セキュリティリサーチャーとしての経験から、数々の事故、事件から得られた教訓と提案を語った。 セキュリティリサーチャー、辻氏が経験してきたこと 辻氏は現在、セキュリティサービスを提供するソフトバンク・テクノロジーで、プリンシパルセキュリティリサーチャーとして活動している。また、同社における“柔らか優しいセキュリティエバンジェリスト”として、多くの講演をこなす同社セキュリティ部
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