テレワーク中のウェブ会議などで使われる「スピーカーフォン」と呼ばれる、小型のスピーカーとマイクが一体となった機器について、機器から出る電磁波を通じて音声の情報が漏れるおそれがあることが、奈良先端科学技術大学院大学の研究でわかりました。 研究グループでは、ハードウエアのセキュリティー対策が必要だとしています。 これは奈良先端科学技術大学院大学の林優一教授らの研究グループが20日、開かれた情報セキュリティーの学会で発表しました。 「スピーカーフォン」は、パソコンに接続して使う、小型のスピーカーとマイクが一体となった機器で、コロナ禍でテレワークが要請される中、ウェブ会議など音声を通じた長時間のやり取りでの利用が増えています。 このスピーカーフォンについて調べたところ、一部の機種では、スピーカーから音が出る際に、人間の耳には聞き取れない音声の情報が電磁波として出ていて、離れた場所で受信して変換すれ
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