JR貨物、鷲別機関区の廃止検討 室蘭運転課も 90人を配置転換 (11/16 07:43) 【室蘭、登別】JR貨物(東京)が機関車の整備、点検を行う車両基地の鷲別機関区(登別市)と、運転士が所属する室蘭総合鉄道部運転課(室蘭市)について、廃止を検討していることが15日、分かった。時期は2013年10月としている。 鷲別機関区は道内に3カ所ある機関区の一つ。JR貨物道支社の機関車全66両が所属し、3カ月定期点検や修理などを行っている。鷲別が廃止されれば、道内の機関区は札幌と五稜郭(函館市)だけとなる。運転課はJR東室蘭駅近くにあり、運転士ら45人が勤務している。 機関区、運転課の社員は合計約90人。廃止ならほぼ全員が配置転換を迫られ、家族を含め約200人に影響する見込み。JR貨物は両組織の廃止について「検討の有無も含め、答えられない」(広報室)としている。<北海道新聞11月16日朝刊掲載>