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ブックマーク / www.hokkaido-np.co.jp (76)

  • 老舗がまた… 札幌・アテネ書房閉店へ 地下歩行空間開通で客激減-北海道新聞[暮らし・話題]

    老舗がまた… 札幌・アテネ書房閉店へ 地下歩行空間開通で客激減 (04/10 08:20) 6月30日で閉店が決まった札幌市内有数の老舗書店「アテネ書房」 札幌市中央区の老舗書店「アテネ書房」(北2西3)が、6月30日で閉店することが分かった。1948年に札幌・ススキノで創業し、70年に札幌駅前に移転後も思想や哲学などこだわりの書で65年間、読書家たちを楽しませてきた。札幌駅前通地下歩行空間開通後、客が激減したことなどから閉店を決めた。 札幌駅前通沿いでは、同じく老舗の「リーブルなにわ」(同区南1西4)も今月28日で閉店する。北海道書店商業組合(札幌)によると、駅前通沿いの地場の書店はすべて姿を消すことになる。<北海道新聞4月10日朝刊掲載> 前の記事 次の記事

  • 化石燃料から再生エネなら 道内経済効果2648億円 小磯・北大特任教授試算-北海道新聞[経済]

    化石燃料から再生エネなら 道内経済効果2648億円 小磯・北大特任教授試算 (02/18 06:35) 道内で使用される石油や石炭などの化石燃料を、太陽光や風力などを利用して道内で発電した再生可能エネルギーにすべて置き換えた場合、年間の経済効果が2648億円、雇用増大効果が1万1600人に上るとする試算を、北大公共政策大学院の小磯修二特任教授がまとめた。ドイツでは再生エネの普及に伴い雇用増などの効果が生まれたといわれており、道内でも経済・雇用効果に期待が集まりそうだ。<北海道新聞2月18日朝刊掲載> 前の記事 次の記事

  • 「大雪交付税」79億円 道内108市町村に前倒し配分-北海道新聞[政治]

    「大雪交付税」79億円 道内108市町村に前倒し配分 (02/15 12:13、02/15 13:57 更新) 総務省は15日、大雪で除雪費が膨らんでいる全国8道県の170市町村に対し、3月交付分の2012年度特別交付税のうち、約162億円を前倒しし、18日に配分すると発表した。道内では札幌、小樽、北見、岩見沢各市やオホーツク管内遠軽町など108市町村に計78億9200万円が配分される。 除排雪の経費がかさみ、3月交付では資金繰りが苦しくなる恐れがあるため前倒しする。1月末までの積雪量が平年の1・45倍以上に達した自治体などが対象で、都道府県別の配分額は北海道が最多。 特別交付税(12年度約1兆円)は、災害対策費など年度当初に予想できなかった自治体の歳出を支援するため、12月と翌年3月の年2回に分けて配分している。 前の記事 次の記事

  • 新幹線リレー電車、17分で運行 新函館―函館、JRが3両編成で-北海道新聞[経済]

    新幹線リレー電車、17分で運行 新函館―函館、JRが3両編成で (02/15 09:49) 【函館】JR北海道は14日、2015年度末に開業する北海道新幹線の新函館(仮称)駅と在来線の函館駅を結ぶリレー列車について、1編成3両の快速列車を4編成投入する方針を明らかにした。同区間を電化し、現在、普通列車で約25分の所要時間を17分に短縮する。 新函館駅は、函館駅の北約18キロにある渡島大野駅(北斗市)に建設中。リレー列車はステンレス製の新車で、座席は学園都市線などで使われている通勤通学用のロングシートタイプとみられる。1両の定員は120~130人の見込み。電化工事は国土交通省の認可を得た後、13年度中に着工する予定。<北海道新聞2月15日朝刊掲載> 前の記事 次の記事

  • アイスホッケー日本女子、4大会ぶり五輪へ デンマークに5―0-北海道新聞[スポーツ]

    アイスホッケー日女子、4大会ぶり五輪へ デンマークに5―0 (02/11 00:14、02/11 00:25 更新) 日―デンマーク 第3ピリオド、5点目が決まり喜ぶ日=ポプラト 【ポプラト(スロバキア)共同】アイスホッケー女子のソチ冬季五輪最終予選最終日は10日、スロバキアのポプラトで行われ、世界ランキング11位の日が5―0で同19位のデンマークに快勝し、開催国枠で出た1998年長野五輪以来4大会ぶりの五輪出場を決めた。自力で五輪切符をつかむのは初めてで、ソチ五輪の出場権獲得は日勢一番乗りとなった。 勝った方が五輪に行ける一戦で、日は第1ピリオドに獅子内(釧路ベアーズ)久保(西武)の得点でリード。第2ピリオドには平野(三星ダイトーペリグリン)と久保、第3ピリオドにも小池(三星ダイトーペリグリン)が加点した。 <  前の記事 | 次の記事 >

  • 特急がシカと3度も衝突 宗谷線 1時間10分遅れ-北海道新聞[道内]

    特急がシカと3度も衝突 宗谷線 1時間10分遅れ (12/24 10:08) 【中川】23日午後4時15分ごろ、JR宗谷線の筬島(おさしま)(上川管内音威子府村)―佐久(同管内中川町)間で、札幌発稚内行きの特急サロベツ(4両編成、乗客67人)がエゾシカと衝突した。 同列車は車両点検を行い、安全を確認した後に運行再開したが、その直後に再びエゾシカと衝突、さらに佐久―天塩中川(中川町)間でもエゾシカにぶつかった。 3回の衝突で乗客や乗員にけがはなかったが、各衝突地点で車両点検を行ったため、約1時間10分遅れで稚内に向かった。他の列車に影響はなかった。 <  前の記事 | 次の記事 >

  • 大雪のあおりで“油断” JR石北線、うっかり燃料切れ 3本遅れ-北海道新聞[道内]

    大雪のあおりで“油断” JR石北線、うっかり燃料切れ 3遅れ (12/11 23:37) 【北見】11日午前8時10分ごろ、北見市留辺蘂町のJR石北線西留辺蘂駅構内で、網走発金華行き普通列車(3両編成)のエンジンの作動を示すランプが消灯。運転士が確認したところ、2両目の車両の燃料がなくなっていたことが分かった。 同列車は、前後の1、3両目のエンジンを使い、20分遅れで同駅を出発。この影響で、同列車のほか、後続の快速列車など2が30~39分遅れ、計約220人に影響が出た。 JR北海道によると、9、10日の大雪によりダイヤが乱れ列車の編成替えを行った際、指令員が問題の車両の給油を指示するのを忘れたという。 <  前の記事 | 次の記事 >

  • 中国語と英語で減速を呼びかけ 道警釧本、台湾人事故受け電光板に-北海道新聞[道内]

    中国語と英語で減速を呼びかけ 道警釧台湾人事故受け電光板に (12/11 17:06) 中国語で「スピードダウンを!」と表示された電光文字情報板=釧路市寿1 【釧路】釧路管内鶴居村の凍結した国道で11月下旬、台湾人一家3人が死亡した事故を受け、道警釧路方面部は釧路、十勝、根室管内の幹線道路交差点27カ所に設置している電光文字情報板で、中国語と英語で冬道運転への注意を呼びかける取り組みを始めた。 道内初の試み。情報板は横1・8メートル、縦60センチで、信号機の横に設置している。 台湾で使われる中国語(繁体字)は「減速開車!(スピードダウンを)」、英語は「Be careful on snowy roads!(冬道ドライブは慎重に!)」。今月3日から、この2種類を午前と午後に計4時間表示している。<北海道新聞12月11日夕刊掲載> <  前の記事 | 次の記事 >

  • 旭川市 DV夫に妻の住所知らせる-北海道新聞[道内]

    旭川市 DV夫にの住所知らせる (12/08 09:15) 【旭川】旭川市が7日、夫から家庭内暴力(DV)を受けた女性の避難先を夫に誤って知らせるミスをしていたことを明らかにした。女性は転居を余儀なくされ、その費用など約55万円を市が払うことで示談が成立した。 女性は旭川市にDVの被害者であることを通知していた。市によると、市の規則で加害者への住民票などの交付が制限されているにもかかわらず、職員が6月下旬、夫の委任を受けた第三者に対し、女性の避難先の住所が記載された戸籍の付票を交付した。女性が8月下旬、市に「夫に住所が知られているようだ」と相談し、ミスが発覚した。 市によると、住民票などを管理する端末で女性の名前を入力すると、警告メッセージが出る設定になっていたが、それを見逃した。複数の職員が端末を共用しており、誰が交付したか特定できないという。 今回のミスを受け、市はDV被害者の住民票

  • 党紙配布判決 公務員にも市民の権利(12月8日)-北海道新聞[社説]

    党紙配布判決 公務員にも市民の権利(12月8日) 中立を求められる公務員であっても、職場を離れて一市民となったときは、市民としての権利を行使できるはずである。 その権利が、憲法が保障する「表現の自由」であれば、なおさらだ。最高裁がそれを、職場での地位で「無罪」と「有罪」に切り分けたことに、疑問がぬぐえない。 休日に職場外で政党の機関紙を配布したとして、国家公務員法(政治的行為の制限)違反の罪に問われた2被告の上告審判決があった。 最高裁はいずれも上告を棄却した。元社会保険庁職員は無罪、元厚生労働省課長補佐は罰金10万円の有罪が、それぞれ確定する。 政治活動で訴追された公務員の無罪が最高裁で確定するのは初めてとなる。元社保庁職員が、公務と関係のない休日に、私的に行った機関紙配布を無罪としたのは妥当だ。 ところが、元課長補佐については指揮命令や指導監督を通じ他の職員に影響を及ぼすことのできる地

  • 芳賀、高木純ら6人退団 HFC「苦渋の決断」-北海道新聞[FORZA!コンサドーレ]

    芳賀、高木純ら6人退団 HFC「苦渋の決断」 (12/04 06:30) 北海道フットボールクラブ(HFC)は3日、札幌のMF芳賀博信(29)MF高木純平(30)FW大島秀夫(32)MF高柳一誠(26)GK高木貴弘(30)DF岡山一成(34)の6選手と来季の契約を結ばないと発表した。 三上強化部長は「来なら残したい選手が含まれている。来あるべき戦力や成長度よりも(大きく圧縮される)クラブの予算を考えた。苦渋の決断だった」と語った。<北海道新聞12月4日朝刊掲載> <  前の記事 | 次の記事 >

  • 停電 登別は全面復旧 仮鉄柱完成-北海道新聞[道内]

    停電 登別は全面復旧 仮鉄柱完成 (11/30 12:39、11/30 14:21 更新) 電線接続などが完了した6の仮鉄柱(奥)がある作業現場=30日午前8時35分、登別市片倉町 【登別、室蘭】暴風雪で送電用鉄塔が倒壊し、大規模停電が発生した胆振西部のうち被害が最も大きかった登別市内は30日昼、全面復旧した。胆振管内豊浦町、壮瞥町の計約20戸では午後0時半現在、電線の断線による停電が続いており、同日中に復旧の見通し。最大5万6千戸に及んだ大規模停電は、発生4日目でようやく解消される。 登別市によると、市内5カ所の避難所で30日の朝を迎えたのは221人。避難者の大半は復旧の知らせを聞き3日ぶりに通電した自宅へ戻り、室内や冷蔵庫内の状況を確認したり、部屋を暖めたりした。 北海道電力によると、登別市内で倒壊した鉄塔に代わる仮鉄柱6の建設、電線接続などの復旧作業は30日午前3時40分にすべて

  • 北電の対応に不満 停電なのにファクスに 説明の会見も開かず-北海道新聞[道内]

    北電の対応に不満 停電なのにファクスに 説明の会見も開かず (11/29 10:51) 室蘭市や登別市などで発生した暴風雪による大規模停電は、地域によって復旧が29日以降にずれ込んだ。復旧見通しなどの情報がない中、長時間の停電を強いられた自治体や商店主などからは、「詳しい状況をきちんと知らせてほしかった」と、北海道電力の対応に対する不満の声が上がった。 登別市では、停電の起きた27日午前から市職員が情報を求めて北電室蘭支店へ電話をかけ続けたが、つながったのは正午前。北電によると、関係自治体へは朝にファクスで一報を送信したが、登別市役所は停電でファクスが動かず、情報が伝わらなかった。 同市の担当者は「停電を知っている北電がなぜファクスなのか。住民への周知などで、結果的に初動が遅れた」と憤る。 北電は27日午後の記者会見で、送電用鉄塔が倒壊した登別市内の停電は「復旧まで3日ほどかかる」と説明。

  • 商船学校の校歌やーい 後継の函水高、楽譜探し-北海道新聞[道南]

    商船学校の校歌やーい 後継の函水高、楽譜探し (11/28 16:00) 函館商船学校の校歌について情報を呼びかける我教諭。手にするのは楽譜の前半部分 【北斗】函館水産高校(三ツ石茂之校長)が、前身校で1935年に閉校した函館商船学校の校歌の再現を目指し、楽譜などを探している。同学校最後の卒業アルバムに一部掲載されていることがわかったが、楽譜は不完全で、同校の我雅夫教諭は楽譜を持っていたり、校歌のメロディーを知っている人の情報提供を呼びかけている。 函水高は元・青函連絡船機関長、高木宏二さん(函館在住)が2004年にまとめた「函館商船学校~その歴史と廃校の考察」をきっかけに、後継校として前身校の調査を進めている。函水高の元教諭で故・中山清太郎さんの資料などを基に、商船学校で教材として使用され、現在は横浜に展示されている模型帆船「北光丸」の完全修復を目指し、一昨年と今年、生徒の手によって

  • 待ってましたカキ出荷 知内-北海道新聞[道南]

    待ってましたカキ出荷 知内 (11/28 16:00) 知内沖で水揚げしたカキを滅菌海水で洗浄する漁業女性 【知内】町特産の養殖カキの出荷が27日、始まった。夏場の高水温などの影響で例年より1カ月近く遅いスタート。上磯郡漁協中ノ川支所では漁業者らが出荷作業に追われた。 知内町は道南を代表するカキの産地。津軽海峡の荒波にもまれて育つため臭みがなく、身が引き締まっていると評判だ。例年は11月初めから道内のスーパーなどに出荷するが、今年は夏の高水温に加え、海水のプランクトンをかき混ぜるしけが少なかったため身入りが遅れたという。 26日朝、漁船3隻が町内沖の養殖施設で約60キロを初水揚げ。中ノ川漁港の施設では27日朝から女性3人が殻むきや滅菌海水による洗浄を行い、函館市内のスーパーに出荷した。 カキは天候不順などのため全国的に品薄で価格が高騰しているが、同漁協の直売価格は例年並みの420円(むき身

  • 高齢母子 孤立死か やせ細った遺体発見 札幌のアパート-北海道新聞[道内]

    27日午後1時10分ごろ、札幌市東区北38東9のアパート2階の居室で、男女2人が死亡しているのを市職員らが見つけ、119番通報した。札幌東署によると、2人はこの部屋に住む女性(88)と長男(61)とみられ、いずれも外傷はなく、やせ細っており、餓死か病死らしい。長男は生活保護を受給していたが、電気と水道が止められていた。同署は2人が孤立死した可能性もあるとみて、詳しい経緯を調べている。 同署によると、女性宅の玄関に16日以降の新聞がたまっていたため、付近住民が東区役所に通報。玄関は施錠されており、区職員とアパート管理会社社員が室内に入り、遺体を発見した。2人は室内着を来て、それぞれ別の寝室で布団に入り、あおむけになっていた。遺体の状態などから、同署は女性が先に死亡した可能性が高いとみている。<北海道新聞11月28日朝刊掲載> 道内記事一覧 28日 大規模停電 道内物流の混乱続く 貨物列車は大

  • 暴風雪 設計強度超す 登別の送電用鉄塔倒壊 道内では40年ぶり-北海道新聞[道内]

    暴風雪 設計強度超す 登別の送電用鉄塔倒壊 道内では40年ぶり (11/28 11:10) 暴風雪で倒壊した高圧送電線の鉄塔=27日、登別市(北電提供) 27日に室蘭市や登別市などを襲った暴風雪による停電について、北海道電力は同日の記者会見で、送電線に付着した雪の重みと強風による送電用鉄塔の倒壊や、送電線の断線が主な原因だと説明した。暴風雪で道内の鉄塔が倒壊したのは40年ぶりで、北電は「設計強度を超える力がかかったため」とみている。 倒壊した鉄塔は、登別市内の高速道路に隣接する1基。室蘭―登別間の送電線が2回線掛けられているため、登別市内が停電する原因となった。暴風雪による鉄塔の倒壊は、1972年12月に道北や道東で56基が倒壊して以来の事故だ。<北海道新聞11月28日朝刊掲載> <  前の記事 | 次の記事 >

  • JR北海道の「赤電車」引退へ 老朽化で新型車に代替-北海道新聞[経済]

    JR北海道の「赤電車」引退へ 老朽化で新型車に代替 (11/22 17:00) 半世紀近く「赤電車」として道民に親しまれてきた711系。観光キャンペーンの一環で、2(6両)だけデビュー当時のデザインに戻されている JR北海道は、1968年に道内初の国鉄電車としてデビューし、車体が赤いことから長年「赤電車」として道民に親しまれてきた711系電車を、2014年度末で引退させる方針を決めた。老朽化により、新型車に代替する。 赤電車は68年8月、函館線(小樽―滝川)電化に合わせて導入。電化区間の拡大とともに、千歳線や室蘭線へも進出した。小樽―旭川間の急行「かむい」や札幌―旭川間ノンストップ急行「さちかぜ」にも使われ、ピーク時の85年前後は3両編成で38が活躍した。<北海道新聞11月22日夕刊掲載> <  前の記事 | 次の記事 >

  • キラキラネーム-北海道新聞[卓上四季]

    キラキラネーム 生まれた子に当て字を使ってアニメの主人公などの名前を付ける親が増えているという。判読が難しい、こうしたニュータイプの名前を「キラキラネーム」というそうだ。今年の「新語・流行語大賞」の候補語にも挙がっている▼「今どきの若い親は」と眉をひそめる人もいるだろう。「個性的でかわいい」と共感する人もいよう。多様な受け止め方があっていいと思うが、この人は「キラキラ」を許せないらしい▼自民党総裁の安倍晋三さんが先日、東京都内の講演でこう述べた。「キラキラネームをつけられた多く(の子供)はいじめられている。ペットではないのだから、そういう親も指導しなければいけない」(16日読売新聞)▼まるで「いじめられるような名前は付けるな」と言わんばかり。違うだろう。「いじめる側」が悪いに決まっている。“異質”を理由にいじめるような者をいさめるのが教育だ。これが政権を奪回し、得意と自負する“教育改革”に

  • 積丹岳遭難死 道に1200万円賠償命令 札幌地裁 「救助隊に過失」-北海道新聞[道内]

    後志管内積丹町の積丹岳(1255メートル)で2009年2月、遭難した札幌市豊平区の会社員藤原隆一さん=当時(38)=が死亡したのは道警の山岳遭難救助隊が適切な救助を行わなかったためだとして、両親が道に約8600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が19日、札幌地裁であった。千葉和則裁判長は「救助隊に過失があった」として計約1200万円の支払いを道に命じた。 判決によると、藤原さんは09年1月31日、スノーボードをしようと知人2人と積丹岳に登り、吹雪で遭難。途中で引き返した知人らが救助を求め、救助隊は2月1日、藤原さんを発見。抱きかかえて下山する際、雪庇(せっぴ)を踏み抜いて隊員とともに滑落し、さらに救助用のそりに乗せて引き上げようとしたが再びそりが滑落し行方を見失った。藤原さんは翌日発見されたが、搬送先の病院で凍死と確認された。<北海道新聞11月19日夕刊掲載>