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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/kenjiito (3)

  • ハーバード白熱教室は日本で可能か?(前編) - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    先週書いたエントリー、「『ハーバード白熱教室』の裏側』*1で、テレビで放映されたマイケル・サンデルの授業は、実際のハーバードの授業のうわべにすぎず、あの授業を含むハーバードの一般教養の授業には、多くのリーディング・アサインメントが課され、多数のTF(日でいうところのTA、ティーチング・アシスタント)が配置されて、少人数性のディスカッション・セクションが並行して行われ、ディスカッションや、ペ―パー、筆記試験によるきめ細かい指導と、成績評価がなされていることについて書いた。これに対する反響で多かったのは、日の大学ではあのような授業は可能かどうか、という事に関するものだった。とくに、日ではとても無理、という悲観的な反応が多かった。*2これに対して何らかのの形で答える必要があると思うので、日曜日の午後を利用して、一つエントリーを書いてみる。 『ハーバード白熱教室』は日で可能か?結論から書く

  • 『ハーバード白熱教室』の裏側:ハーバードの一般教養の授業をサンデルの講義を例にして説明してみる - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    ハーバード大学におけるマイケル・サンデル(Michael Sandel)の授業が、『ハーバード白熱教室』としてNHKで放映され*1、かなりの人気を集めて話題になっているようだ。これはすべて再放送を待つまでもなく、ウェブ上で観ることができる(ただし英語だが)。*2 ちょうどいいので、これを使って、ハーバードの学部向け一般教養の授業の作りを説明してみようと思う。色々誤解もあるようであるし、あの映像だけでは分からないこともある。 私自身は、サンデルの授業を履修したことはないのだが、大学院生のときに、一般教養の授業のTAやHead TAをかなりやったので(といってもサンデルの授業ではもちろんなく、私の専門の科学史やSTS関係の授業である)、ハーバードの一般教養の授業の仕組みはかなり分かっているほうだと思う。とくに、日人のハーバードの学部生というのがほとんどいないわけであるし、私が説明するのもまっ

  • 民主党の科学政策 - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    現在、衆院選にむけて、マニフェストや政策を練り直しているようだが、2007年のマニフェストを見る限り、ほとんど科学技術政策はないに等しい。ようするに票にならないからなのだろうが、当に科学技術政策が欠如しているのであれば、民主党は短期政権にしか値しないだろう。 民主党のウェブサイトを見る限り、科学技術政策についてまとまったものは2002年のつぎの文章: http://www.dpj.or.jp/news/?num=11173 これはかなり詳しいのだが、2002年からアップデートがないというのは、それほど関心がないのか、それとも変える必要がないのか。 とくに気になるのは、独立行政法人を原則全廃というマニフェストの記述である。天下り法人を廃止して無駄をなくして、他のことにつかう財源を確保するということなのだろうけれど、独立行政法人のなかには日の科学技術上かなり重要な機関があり、それらも廃止し

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