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ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (7)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 鳩山由紀夫さんの「友愛」について

    茂木健一郎 鳩山由紀夫さんの政治理念を象徴する言葉である「友愛」。今こそ、この言葉をかみしめ、活かし、深化させる時期が来ているように考えます。 世間では、「友愛」という言葉のニュアンスが、現実を直視しない甘い認識であるかのような印象もあるようです。「友愛」を唱える鳩山由紀夫さんを、浮き世離れした「宇宙人」と評する向きもある。しかし、実際には、「友愛」は、厳しい現実認識に根ざした、実践的な政治思想なのです。 「友愛」を最初に唱えたのは、オーストリア・ハンガリー帝国の駐日大使を父に持ち、日人を母に持つリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギーでした。クーデンホーフ=カレルギーが、その著書『Totaler Mensch, totaler Staat』の中で唱えた「Brüderlichkeit」(友愛)の概念が、鳩山由紀夫さんの祖父であった第52、53、54代内閣総理大臣、鳩山一郎さんに大きな影響を

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 勉強法に悩んでいるみなさんへ (6)一秒で集中する方法

    勉強が苦手だとか、成績が伸び悩んでいる人たちの中には、勉強法がわからずに苦しんでいる人たちもずいぶんといるのではないかと思います。 以下、小学高学年の子どもでもわかるように、できるわけわかりやすく「勉強法」を解説したいと思います。参考にしてください。 なお、ここで解説する勉強法は、大人になってももちろん活用できます。脳は、「完成型」のない「オープン・エンド」。意欲さえあれば、何歳になっても新たな学びを積み重ねることができるのです。 6、1秒で集中する方法 はっと気付いた瞬間に、集中する。1秒で集中する。そんなことができたら、苦労しないよ、という子がいるかもしれません。 確かに、どれくらい集中できるかどうかには、個人差があります。一方で、それは、鍛えることができるものでもあります。生まれつきの「性格の差」で、集中できる、できないということが決まっているわけではありません。 腕立て伏せや、腹筋

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 京都大学等におけるカンニング事件について

    今回の京都大学をはじめとする入試における「カンニング事件」は、いろいろな意味で心が痛む。 京都大学が被害届けを出し、「偽計業務妨害罪」でカンニングをした学生が逮捕されるに至ったことに、強い違和感を覚えるものである。 その理由の第一は、「大学の自治」、「学問の自由」にある。 入学者をどのように選考するか、という問題は、「大学の自治」の根幹にかかわるものと考える。どのような資質を持った人から、大学を構成するかということは、大学における学問、研究、教授の基礎をなすものであり、大学が、もっとも大事にしなければならない点である。 1952年の「東大ポポロ事件」に見るように、かつては、大学の自治はもっと大切にされ、さまざまな議論があったと思う。今回の事件において、京都大学の関係者が「被害届け」を出してしまったことは、「大学の自治」の点から疑問である。日の大学が、大きく変質してしまったことを感じる。

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 自由意志というもの

    朝起きて、仕事をしていて、 家を出る頃になると、 どうにも身体がだるく、喉が ひりひりして、 今日は休んだら楽だな と思った。 休むといっても、うとうと するかもしれないが、仕事はするのである。 しかし、 葛藤はあったが、どう考えても、 休んでしまうと影響が大きすぎる。 先方に御迷惑をかけるし、 後々のスケジューリングが 苦しくなる。 まあ、仕方がないか、 とだるい身体を引きずった。 駅のホームで、どうもヘンだぞ と思った。 ある意味では、調子が悪くて 身体が悲鳴を上げている時の 方が、生きている実感が ありそうだ。 それで思いだした。 何日か前、 地下鉄に 乗っている時、 突如として、 そうだ、何かを考えたり、 感じたりするのではなく、 この時間の流れ、 瞬間瞬間決してとどまる ことなく、一度過ぎ去れば 二度と戻ってこない、 この時間の流れにこそ 注意を向けてみよう。 そう思って、 ガラ

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 当事者として

    当事者として 真剣に仕事をしようとしていたら、内田樹さんのツイッター上のつぶやきがタイムライン上に出現し、手が止まってしまった。 http://twitter.com/levinassien 「アルテスの鈴木くんが「怖い」話を紹介してくれていたので、読んですっかり考え込んでしまいました。その結論は・・・http://blog.tatsuru.com/というわけで、アルテスのもいつ出るかわからなくなりました。バブルがこわいよう。」 リンク先の内田樹さんのブログには、ブックファースト店長の遠藤さんのこのようなコメントを含む記事が引用されていた。 (「一個人」サイトより、「ブックファースト・遠藤店長の心に残った」というコラム) http://www.ikkojin.net/blog/blog6/post-2.html _____ 池上彰「伝える力」 [2010年8月12日] いま書店界で一番

  • 茂木健一郎 クオリア日記: ギャップ・イヤー

    東京の某所のカフェで、仕事をしていた。たくさんやらなくてはならないことがあって、ちょっとあせっていた。 ふと顔を上げると、ヨーロッパから来たらしい青年が、前のテーブルに座っていた。バックパックを背負い、真剣な顔をしてを読んでいる。そのが、Roger PenroseのEmperor's New Mindだったので、思わずはっとした。 ちょっと背伸びをするふりをして、テーブルを立って、滅多にそんなことはしないのだけれども、声をかけてみた。 「こんにちは、失礼ですが。ペンローズを読んでいるんですね?」 「ああ、はい。」 「学生さんですか?」 「いや、そうではありません?」 「旅行中?」 「はい。去年、大学を卒業ました。」 「どこの大学を出たのですか?」 「ケンブリッジ大学です。」 「ああ、ぼくもケンブリッジに留学していました! 何を専攻していたんですか?」 「物理学です。」 「じゃあ、ぼくと

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 小鳥さんみたいに

    『ザ・ベストハウス123』 の収録。 「伝説」がテーマだった。 そうしたら、審議長の荒俣宏さんが、 「伝説ならばボクにだってありますよ。」 と言った。 「なにしろ、出版社内に20年間 住んでいましたからね。」 以下、荒俣さんと、私を含む スタジオの面々との会話。 「何歳から何歳くらいまでですか?」 「三十過ぎから、五十過ぎくらいまで かな。」 「えっ、じゃあ、最近までじゃないですか?」 「そうですねえ。」 「奥さんはその間どうしていたんですか?」 「いやあ、うちのが来てくれたのは、最近の ことなんで。」 「どうやって寝ていたんですか?」 「いやあ、編集部の床に段ボールを敷いて 寝ていたんですよ。」 「なんでそんなことをしていたんですか。」 「ずっと原稿を書いていましたからねえ。 編集部には資料もあるし、便利だから。」 「お風呂はどうしていたんですか?」 「夜になると、近くの公園に行くんです

    Naruhodius
    Naruhodius 2009/10/11
    ∑(。・д・。)b ニャルホディウス!!
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