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ブックマーク / www.hakusuisha.co.jp (4)

  • ゾンビ襲来 - 白水社

    パンデミックに対し、政府はいかに対処し、社会はいかに反応するのか? その日にどう備えるのか? 国際政治の世界的権威が教える「危機対応」のすべて! 【イントロダクションの第1章公開中!】 二十世紀中葉以降、もっとも成功を収めた文化表象のひとつ、ゾンビ。ジョージ・ロメロ監督のLiving Dead三部作で描かれたように、ゾンビにはベトナム反戦運動とカウンターカルチャーの挫折(Night of the Living Dead,1968)、ショッピングモールに象徴される極端な消費主義(Dawn of the Dead,1978)、そしてレーガン政権下で深刻化した社会的矛盾(Day of the Dead,1978)等々、つねに時代が刻印されてきた。 世紀が変わって十年あまり。映画やポップ、ゲームや書籍で(もちろん社会運動の象徴としても)、ゾンビは未曾有のブームを迎えている。この新たなブームを「大衆

    ゾンビ襲来 - 白水社
  • 白水社 :連載・エッセイ 温又柔「失われた『母国語』を求めて」 第18回 私の国々

    執筆者プロフィール 差異の喜びと より良きものへの賛嘆と 二者択一に狭められない選択と (ヴィスワヴァ・シンボルスカ 『橋の上の人たち』 工藤幸雄訳、書肆山田刊より) ある日、スーパーマーケットの精肉売り場で、なんとも美味しそうな肉料理の写真が目に飛び込んできた。「サムギョプサルのたれ」と書いてある。 サムギョプサルは、韓国の肉料理だ。厚めのばら肉を鉄板で焼き、岩塩を溶いた胡麻油や、トウガラシのスライスやニンニク、ネギの和え物やサムジャンと呼ばれる味付け味噌などにつけて、白飯やサンチュ(レタス)に巻いてべる。 早速、フライパンで豚のばら肉を焼き、買ってきたたれをかける。それをサンチュで包めば、もう完成。とても楽な上に、とびきりおいしい。私はすっかり上機嫌だった。おかげでこの夏は、すっかりサムギョプサルの虜である。 韓国料理の美味しさを感じさせられたのは、サムギョプサルが初

  • 白水社 :連載・エッセイ 特別寄稿 藤村龍至「2010年代のアーキテクチャ―─今こそ“設計プロセス論"を再起動せよ」

    2010年代の建築・都市の行方を考えるためには、2000年代(ゼロ年代)から少しだけ延長して、1995年まで遡って流れを振り返ると、よりはっきりと見えてくるコンテクストがあるように思う。「1995年」とは、阪神淡路大震災やオウム真理教事件により既存の物理的な都市インフラの脆弱性が明らかになり、windows95が発売され「インターネット元年」と呼ばれて、新たな情報インフラの可能性が顕在化した年である。 ちょうどこの頃、バブル崩壊後に襲った空虚さのなかで、建築家不要論がささやかれていた。社会学者の宮台真司氏は地方都市に建つ公共施設を例に挙げ、「地域性」を表現したバブル公共建築は地域の人が誰も使わないからテレクラの待ち合わせ場所として有効に機能している、と指摘した。バブルという時代、「建築家」が高額の商品となり、膨大なコストをかけて実用的ではない箱をつくり、難解な言語を操り自己満足していると

  • 白水社 : このハクスイシャがすごい!2010年版

    年末恒例のミステリーやエンタメ系ベストテンとは縁のない白水社が、寂しいので自分たちで勝手にランキングして盛り上がろうということで昨年から始まったイタい企画。選考委員は今回もおなじみ営業部Tと宣伝部N。目くじら立てずにご笑覧ください。(特に社内からの意見は一切受け付けませんのであしからず。) *ページ末には社員3名が選んだ「2009年の3冊」のおまけ付き! T:今年もやってまいりましたー! 今年で10回目でしたっけ? ──そんなわざとらしい前フリ入れなくてもいいから…… T:どうですか、去年の反省を生かしてですね。(段ボールひと箱分のを前に)去年は全然持ってこなかったという。 N:でも私、『ラブレー』重いから横着して持ってこなかった…… T:今年は重量とかもうやめました。 N:おお? なぜ? T:マッチョになったところでモテない。 N:……はあ、そうですか。 ──では早速、先手はNさん

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