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ブックマーク / klov.hateblo.jp (9)

  • ABテストツールは「数打ちゃ当たる」を機械化するためのツールではない - 絶倫ファクトリー

    タイトルが全てなんですけどね。 以下のような記事を見つけまして。 駄文:ABテストがモノづくりを破壊する | nekokak's blog いろいろと突っ込みどころはあるんですが、まず最初の「ABテストとは何か」が間違ってるんですよね。 ABテストって簡単に言うと2つ以上ある選択肢のうち一番良い結果を出すことのできるものを見つける事ですね。 もしこの記事を書いた方の組織がABテストをこのように捉えているなら、そりゃモノづくりもクソもあったもんじゃないよなと思います。 ABテストって、単に複数のクリエイティブから良いものを見つけ出す手法じゃないんです。 仮説を検証する行為なんです。テストなんですから。 単に複数のクリエイティブから良いものを見つけ出すなら、クリエイティブのパーツを機械的に作って、何千何万パターンと試せばいい。逆に言えば2つやそこらのパターン試しても意味ないです。数少なすぎ。

    ABテストツールは「数打ちゃ当たる」を機械化するためのツールではない - 絶倫ファクトリー
  • これはものづくりの本ではない―クリス・アンダーソン『MAKERS』感想 - 絶倫ファクトリー

    MAKERS―21世紀の産業革命が始まる 作者: クリス・アンダーソン,関美和出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/10/23メディア: 単行購入: 16人 クリック: 746回この商品を含むブログ (26件) を見る ものづくりのプロセスがデジタル化されることで、製造業の「民主化」が起こる。大企業が製造と流通を支配し、大量生産大量流通に合う製品だけが市場に出回っていた時代が終わる。これからはアイディアとやる気をもったアマチュアたちが、大企業が取りこぼしたニッチ分野をカバーするのだ――これが書の大まかな主張である。 大事なのは3Dプリンタではなく、クリエイターのコミュニティ 最近、3Dプリンタや3Dスキャナが注目されている。書でもそれらは取り上げられているが、これらはモノのデジタルデータ(アンダーソンふうに言えば「ビット」)と実際のモノ(同じく「アトム」)のゲートキーパー

    これはものづくりの本ではない―クリス・アンダーソン『MAKERS』感想 - 絶倫ファクトリー
  • こじらせ女子とは何か - 絶倫ファクトリー

    こじらせとは、ワナビーと構造的に対になる言葉である。 過剰供給される「ありえるかもしれない自分」 人は様々な「物語」を生きる。消費社会はメディアを通じて私達に様々な可能性を見せる。時に人はそうした外部の物語が先行して、行動よりも願望が先回りしてしまう。ワナビーとは、「ありえるかもしれない自分」の亡霊に惑わされ続ける人のことだ。一方「こじらせ」はその逆である。いかなる「物語」も拒否し、生き方に迷う人々を指す。ワナビーもこじらせも、「ありえるかもしれない自分」を上手くキャッチできていない人種である。方向性がポジティブなのかネガティブなのか、ワナビーとこじらせの差はその違いにすぎない。 自分で自分固有の人生を回せない=自分の「物語」を持てない。それは今に始まった現象ではない。資主義以前の世界で、人々の物語は決まっていた。生まれた瞬間、たいがい人々の前に見えないレールが敷かれていた。資主義が浸

    こじらせ女子とは何か - 絶倫ファクトリー
  • 松谷創一郎『ギャルと不思議ちゃん論』 - 絶倫ファクトリー

    ギャルと不思議ちゃん論: 女の子たちの三十年戦争 作者: 松谷創一郎出版社/メーカー: 原書房発売日: 2012/08/24メディア: 単行購入: 19人 クリック: 697回この商品を含むブログ (10件) を見る ギャルと不思議ちゃんの系譜 「ギャル」と「不思議ちゃん」の系譜を追うことで、(若い)女性の文化史を紐とく。というよりも、女性が(積極的/消極的問わず)選択するスタイルの歴史が網羅的に書かれている。 基的には<コ>ギャルの歴史を追うことで書は進んでいく。80年代、若い女性が選ぶスタイルは「少女」だった。しかし90年代以降、そうした「少女」に対する社会のまなざし・欲望を逆手に利用する<コ>ギャルが登場する。彼女たちは自らに降りかかる性的なまなざしを、欲望を、期待を利用し、生きるための軸としていく。著者は彼女たちのそうした姿を「メタ少女」呼ぶ。 もちろん、こうした振る舞いは「

    松谷創一郎『ギャルと不思議ちゃん論』 - 絶倫ファクトリー
  • 幸福な消費/不幸な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』と新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』 - 絶倫ファクトリー

    幸福な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』 都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21) 作者: 速水健朗出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/08/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (6件) を見る ショッピングモールと都市が、消費を通じて接近していく様子を描き出した。特にウォルト・ディズニーが晩年ショッピングモールを熱心に研究していたという事実は、書のハイライトの一つだ。 モータリゼーションを下敷きにモールが発展したアメリカと、鉄道を中心に発展していった日は事情が異なるが、たまプラーザや代官山など国内の取り組みにも触れている。 都市という公共的な存在が、経済上の要請によって「テナント業」化していく様子を、ショッピングモーライゼーションと著者は呼んでいる

    幸福な消費/不幸な消費:速水健朗『都市と消費とディズニーの夢』と新雅史『商店街はなぜ滅びるのか』 - 絶倫ファクトリー
  • 『閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義』 - 絶倫ファクトリー

    未読だったので読んだ。「グーグル・パーソナライズ・民主主義」というサブタイトルでほぼどういうだか見当が付きそうだが、その検討は外れていない。 インターネットではユーザーとサービスの間でフィードバックループが起きやすい。ユーザーの行動が定量的に観察できるため、サービスはユーザーの行動に合わせて機能を変えたりサービスを提供したりする。これが人間の認知に影響を与える、つまり視界を覆うフィルターとして機能し、多様性が失われるのではないか、という話。筆者はこれを「フィルターバブル」と呼ぶ。ユーザーはフィルターの泡の中で、公共性に触れることなく過ごしてしまうと言うわけだ。 問題意識としてはサンスティーンの『インターネットは民主主義の敵か』やレッシグ『CODE』、その他プライバシーとインターネット関連の諸問題もろもろを引いてきており、とくに目新しいものはない。むしろユーザーとサービスの間にあるフィード

    『閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義』 - 絶倫ファクトリー
  • Deliciousを久々に見たらひどいことになっていた件 - 絶倫ファクトリー

    Deliciousを久々にみたら、ひどいことになっていた。 Delicious はてなブックマークの元ネタくらいに考えていたのだが、今はキュレーションサービスに舵を切ったらしい。キーになるのは「Stack」という概念だ。Pinterestをご存知の方はPinterestの「Board」にあたるものだと考えてほしい。 Deliciousでブックマークしようとすると、ブックマーク画面でどの「Stack」にそのページを加えるか選ぶよう迫られる。あとから変更できるのだが、Deliciousのトップページはすべて「更新されたStack」の情報が並んでおり、このStackが重要な機能であることが分かる。 Stackは、要はNaverまとめページだ。自分の好きな切り口で、自分のブックマークしたページ(引用含む)や画像、動画を1つのページにまとめられる。 はてなブックマークがユーザーをユーザー単位でしかフ

    Deliciousを久々に見たらひどいことになっていた件 - 絶倫ファクトリー
  • 第3回芸術係数ダイアローグ「「グーグル的建築家像をめざして-「批判的工学主義」の可能性」を読む」に参加してきた。 - 絶倫ファクトリー

    芸術係数ダイアローグは、Twitterでちょくちょく目にしたのだが、今回はゲストが藤村龍至氏ということで参加した。 地域社会圏モデル ――国家と個人のあいだを構想せよ (建築のちから)が積読だったため、彼の「都市2.0モデルに向けて ――郊外型地域社会圏の可能性」と東浩紀×山理顕×藤村龍至の対談を詰め込んでから会場に向かう。 第3回芸術係数ダイアローグ 「グーグル的建築家像をめざして-「批判的工学主義」の可能性」(『思想地図vol.3』所収)を読む 話の前半は批判的工学主義/超線形設計プロセス論の話なので、おさらい……と思ったらスライド資料が少し変わっていた。そういえば藤村氏人がどこかで「スライドは毎回ちょっとずつ変えてる」と仰っていたような気がする。続く「ROME2.0」の話と「都市2.0」の話に接続させる形で、「ARCHITECT 2.0」としてまとめられていた。 都市2.0 磯崎

    第3回芸術係数ダイアローグ「「グーグル的建築家像をめざして-「批判的工学主義」の可能性」を読む」に参加してきた。 - 絶倫ファクトリー
  • 「Twitter有料化」に間する誤解と日本におけるTwitter事業について - 絶倫ファクトリー

    Twitterが有料化するらしい→それは誤報らしい」という伝聞が駆け回っている。だがその内容は、発表されている事実とはずいぶん異なる形で伝わっているようだ。 事態の概要 話が広がった発端はITmedia プロフェッショナル モバイルによるこの記事。 11月25日、mobidec2009で講演を行ったDGモバイル取締役COOの杉建一氏が、Twitterのビジネスモデルに言及。2010年1月にも、Twitter向けに課金プラットフォームを提供する予定であることを明らかにした。 サービスとしては「有料つぶやきサービス」と「コンテンツ課金」を提供する予定。有料つぶやきサービスは、ユーザーが既存のアカウントを月額課金方式にできるようにするもので、課金方式は100円〜1000円の月額課金と100円〜1000円の個別課金から選べる。 コンテンツ課金は、Twitterを通じて情報やコンテンツを販売するた

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